7月14日、月曜日。今日は蒸し暑い1日でした。帰りに駅の売店で「東洋経済」7/19日号を見つけました。お題は「クスリ大解明!」。「東洋経済」ですので、もちろん経済誌的アプローチ中心です。
今話題のジェネリック薬品(後発薬)の問題も取り上げられています。日常診療では実に悩ましい問題です。ジェネリック薬品とは先発品の特許が切れた後に、同じ成分で発売される医薬品のこと。開発費がかからないので先発品より価格が安いのが売りです。しかし「主成分」は同一でも、「主成分以外」は先発品と異なる場合があり、効果が変わったり、思わぬ副作用が出ることもあるといいます。また極端な温度・湿度変化についての試験は行わなくても良いことになっています。さらに中小メーカーが多いので安定供給や迅速な情報提供に不安があります。当院では「何でもジェネリックで」ではなく、ジェネリックの中でも比較的安心なものを選んで、可能な限り銘柄指定で処方するように心がけています。
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