1月11日日曜日。今日は鏡開き。寒いけれど晴天。買い物で池袋へ。都心は人出が多くとても景気が悪いとは思えない雰囲気。
ところで、以前より廃止が取り沙汰されていた東京~九州を結ぶ最後のブルートレイン「富士・はやぶさ」の廃止が正式に昨年末(平成20年12月19日)にJRから発表されました。今年の春(平成21年3月14日)のダイヤ改正で廃止です。
東京と九州を結ぶ寝台特急として「はやぶさ」は昭和33年10月1日から、「富士」は昭和39年10月1日から走り続けてきましたが、最近の乗客離れに歯止めがかからず、平成17年3月から併結運転となっていました。新幹線博多開業の昭和50年3月改正時点では東京駅発のブルートレインは9本ありましたが、平成6年の「みずほ」の廃止以降、削減、縮小が繰り返され、平成18年3月18日に「出雲」が廃止されてからは東海道筋の最後の1本となっていました。
下の写真は、まだEF65500番台が牽引していた頃の「はやぶさ」(昭和51年3月湯河原)
下の写真は20系客車時代の「はやぶさ」(昭和48年8月東京駅)。新幹線の博多開業に向けて工事中の頃。最後部のナハネフ22の展望部分は丸みを帯びた優美な形。正に昭和30年代のデザイン。
下左は「富士」(昭和51年3月湯河原)、右は「はやぶさ」(昭和48年8月東京駅)。
下の写真は20系客車時代の「はやぶさ」(昭和50年3月根府川)。
まだ食堂車ナシ20が付いていました。手前の厨房部分にはコックさんが2人見えます(昭和50年3月根府川)。
下の写真は、日豊線経由大分行きの「富士」を門司で切り離して、博多駅に着いた最近の熊本行き「はやぶさ」。最盛期には15両編成でしたが、今やたった6両編成。循環器学会で博多へ行った際に撮影(平成20年3月博多駅)。
学生時代は西鹿児島から日豊本線経由で東京まで「富士」で25時間かけて帰ってきたり、医者になってから「はやぶさ」で博多の学会へ行ったり。思い出多い列車がまた消えてしまいます・・・。