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高血圧治療ガイドライン2009

1月24日土曜日。今日は体調を崩した方たちでクリニックは朝から混雑。インフルエンザと感染性胃腸炎の方が多数来院されました。朝から夕方まで連続して診療。今日も昼食は摂れず~。

時々「よくカゼをひきませんね~」とか「丈夫ですね」とか、患者さんに感心されることがありますが、ちゃんとカゼぐらいひきます!!。何とかねじ伏せながら顔で笑って頑張っているのですよ~!?。

先週、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2009が出版されました。これは多くの大規模臨床試験の結果から、現在最適と考えれる治療法を専門家が吟味した結果をまとめたもので、いわば最新の治療マニュアル。多くの臨床医はこれを基にして治療にあたります。今日では様々な領域の各学会から多数のガイドライン(脳梗塞、胃癌、大腸癌、乳癌等々・・・)が出ています。今回の高血圧治療ガイドラインは200ページ弱。疫学から始まって血圧測定法や評価法、治療方針、薬の選択、合併症がある場合や高齢者、女性、小児の高血圧等々懇切丁寧な内容。たとえば基本の降圧目標ひとつとっても、若年者・中年者は130/85、高齢者は140/90、糖尿病・慢性腎臓病・心筋梗塞後では130/80、脳血管障害では140/90(ただし家庭血圧ではそこからそれぞれ5を引いた値)など様々な設定。でも実際は、たとえ専門医であっても「人」相手の現場で「マニュアル通り」に事が運ぶとは限りません・・・。

今日から気温が下がったので体調管理にご注意下さい。

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