1月30日金曜日。朝から雨。時間帯によっては1月とは思えない程の強い降りでした。今日は正月から4週目に当たるのと天気の影響からかクリニックは平穏。インフルエンザもピークを超えた感じです。特に夕方は暫くどなたも待合室にいない状態。入って来る患者さんがビックリしていました。時々こんな日もあるんですよ~。
花粉症の時期を目前にして、最近「花粉症の注射はしていないのですか?」とたずねられることが多くなりました。申し訳ありませんが当院では実施していません。近隣でも注射をしている施設がある様ですが、これはケナコルトなどのステロイドの筋肉注射です。確かにステロイドの抗アレルギー作用は絶大で、かつ長期間に亘って効果が持続します。しかし問題は副作用。注射部位の萎縮(皮膚の陥没)、感染症の誘発や悪化、糖尿病や胃潰瘍の悪化、気管支喘息の誘発、副腎皮質機能不全、ニキビや吹き出物の悪化、生理不順や不正出血などなど。厚生労働省の班研究がまとめた鼻アレルギー診療ガイドラインでもステロイドの全身投与、特に筋肉注射は、副作用のため望ましくない方法とされています。長くても5月の連休前までですから、花粉症ごときでリスクをとるより内服薬や点鼻薬で何とかガマンしましょう~。
写真は近所の生垣に使われているセイヨウヒイラギ(?)の実です。色彩の少ない季節に赤が映えます。
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