8月13日から夏休みを頂きます。ご迷惑をおかけしますがご容赦下さい。8月21日金曜日から通常通り診療致します。
さて、今を遡ること37年前の昭和47年の8月は、夏休みに小海線沿線に出かけました。
小海線はご存知の通り、山梨県の小淵沢と長野県の小諸を結び、国鉄(当時)で最も高所を走る高原路線でした。当時はC56型蒸気機関車が佐久の中込機関区に4両残っていて、小海線を担当していました。
新宿から165系電車の急行「アルプス」で小淵沢へ、そこから小海線の気動車(ディーゼルカー)に乗り換えると、清里~野辺山間の最高地点までは登り詰め。気動車はキハ52型が唸りを上げて登ります。キハ52型は今でもかろうじて現存しています。
途中の甲斐小泉駅でC56149号機が牽く夏の臨時の混合列車(客車と貨車が一緒に繋がっている列車のこと)と交換。
日を改めて今度は佐久海ノ口駅へ。佐久海ノ口では毎日定期貨物列車の交換があります。駅の佇まいは典型的な国鉄時代のローカル駅。小淵沢へ向かう貨物はたったの2両。佐久海ノ口でしばらく休息中です。
機関車はC56の150号機。C56は昭和10年から製造されたローカル線用の小型蒸気機関車です。
動輪は3軸のC型。機動力を買われて戦時中に1号機~90号機までの90両が戦場へ送り出されてしまいました。里帰りした2両が靖国神社と大井川鉄道に保存されています。
ローカル線でバック運転もしやすいようにテンダー(炭水車)の上部が斜めに切り取られています。
しばらくすると小諸行きの貨物列車が到着。こちらは兄弟機のC56の159号機が牽引。
しばらくすると159号機の到着を待っていた150号機が小淵沢に向けて発車。たったの2両の貨物列車でもそれなりの迫力!。
今度は159号機が小諸へ向けて発車。
短時間の貨物列車の交換風景だけですが、蒸気機関車だとドラマがありますよね~!?。暑い夏でした。
コメントする