厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の決定(10月18日)で、従来認められていなかった肺炎球菌ワクチン「ニューモバックスNP」の再接種とインフルワクチンとの同時接種が可能になりました。
高齢の方は新型、季節性を問わずインフルエンザウイルスに感染すると、免疫力の低下で肺炎球菌による肺炎を発症しやすいため、肺炎球菌ワクチンの接種が勧められていました。ただ効力は1回の接種で5年以上あるものの、今までは生涯1回の接種しか認められていなかったため、肺炎球菌ワクチン普及のネックになっていました。
抗生物質の発達などにより減少しつつあった肺炎の死亡率は、人口の高齢化が進んで最近また上昇。特に65歳を越えると肺炎による死亡率が急に高くなります。肺炎球菌は肺炎を起こす原因菌の中で約4割を占めるため、肺炎球菌ワクチン接種に対して公費助成制度のある自治体も増えています。
ただし今季のインフルエンザの流行により肺炎球菌ワクチンも品薄状態。細々としか納入されて来ません。ご希望の方は入荷時に接種しますのでご相談下さい。
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