12月31日木曜日。大晦日。晴れ時々曇り、風は強めで寒くなりました。強い冬型の気圧配置。
さて、今年もついに最終日になりました。クリニック関連の今年の大きな出来事は、何といっても予約制導入と新型インフルエンザでしょう。
①7月から予約制を導入したこと
予約制導入前は、どうしても朝早い時間に患者さんが集中してしまい、午前中の待ち時間が非常に長くなってしまっていました。年々エスカレートして早朝から玄関前に患者さんが並ぶ事態に・・・。その割には午後は閑散。待合室も朝方混雑してしまい、流行が懸念され始めていた新型インフルエンザの院内感染も心配でした。そこで4月から予約システムの選定に入り、5月には受付の改造と予約システムの設置、6月から通院患者さんの予約を順次取り始め、7月から本格稼働しました。当初は混乱もありましたが、現在では予約患者さんの待ち時間はだいぶ短縮。朝並んで頂く必要も無くなりました。患者さんの分散で待合室の混雑は解消。前もってカルテや検査の準備が出来るので、受付後の時間も短縮。スタッフの負担も軽減しました。さらにワクチン接種も予約になって整然と実施出来るようになったので、今回のワクチン騒動でも威力を発揮しました。
問題は、内科の性格上、急に体調を崩された方の受診も多いので、予約外で来院された方をどうするかです。予約の合間にある程度の数の患者さんを診るゆとりは作ってありましたが、インフルエンザの流行で、予約外で受診する患者さんが激増したときには、予約外の患者さんの待ち時間が非常に長くなってしまい、混乱に陥りました。また夏休みや年末年始、祝日、連休などで休診日が入ると前後で予約枠が一杯になってしまい、予約が取れないことも問題です。来年はこのあたりの改善を図って行きたいと考えています。
②新型インフルエンザの流行とワクチン接種
今年は新型インフルエンザに振り回されました。春に関西方面から感染が拡大。5月には当院でも季節はずれのA型インフルエンザの方がいらして一瞬騒然としましたが、遺伝子検査で香港型と判明して一安心。でもその後の状況は皆さんご存知の通り。8月には大和でも普通に見られるようになって11月にはほぼ流行のピークに。一方、10月末から優先者から順次始まった新型インフルエンザワクチンの接種は、ワクチンの供給量が少なくて混乱気味。年明けもまだ新型インフルエンザワクチンの接種は続きます・・・。
一方、季節性インフルエンザワクチンは、例年より生産量が少なかった上に、10月の早期から接種希望者が殺到したために、こちらもワクチン供給不足に。11月一杯まで満足にワクチンが供給されませんでした。でも現在では大量に残ってしまっているようです。
今年も一年、皆さまのご協力のお陰で何とか無事に乗り切ることが出来ました。来年もまた精一杯努力していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。
皆さま、良いお年を!。