12月5日土曜日。午前中から雨が降ったり止んだり。昼からは本格的な雨になりました。
今日のクリニックは比較的平穏。風邪の方は多めでしたが、インフルエンザの方が減って来ました。土曜日の特徴は、普段は会社勤めの方が多いので、ご近所同士で話に花が咲くことも無く、平日に比べて待合室が至って静かなこと。
午後の診療もほぼ時間通りに終了。先週土曜日の混雑が嘘の様です。
今週は電車内で「医療崩壊の真犯人」(村上正泰著、PHP新書、2009年10月30日発行)を読んでいました。医師不足の深刻化、地域医療の荒廃、救急医療体制の不備、後期高齢者医療制度に対する国民の反発、市町村国民健康保険の未納率上昇・・・。医療崩壊は深刻です。
著者は医療制度改革にも携わった元官僚。医療崩壊の原因は様々な要因が関係していますが、著者は最も深刻な影響をもたらしている要因は過去二十年以上にわたって続けられ、とりわけ小泉内閣以降強力に推し進められてきた医療費抑制政策だと断言しています。著者が述べているように、急速に高齢化が進み医療費が増えていかざるを得ない中で、その伸びをひたすら抑制し続けるのはどだい無理な話です。自民党から民主党に政権交代しても雲行きは同じ気配・・・。日本の医療は一体どうなってしまうのでしょうか~。
診療終了後は雑用を少々こなしてから帰宅。帰宅時には雨が上がっていました。
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