2月27日。本格的な雨になりましたが、気温は高め。朝の通勤途中の街角には、鬱蒼とした見事なミモザが雨に濡れていました。
今日もクリニックはほどほどの混雑。風邪と花粉症の方はそれなりに多め。インフルエンザの方は皆無です。
今週の電車内の友は「世界を知る力」(寺島実郎著、PHP新書、2010年1月5日発行)。著者は日本総合研究所会長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長の要職にある方。戦後の日本人の多くは、アメリカというプリズムを通してしか世界を見ないことを身に着けてしまっていて、異なった向きからその視界を拡げることの大切さを説いています。
ロシアや中国からの視点で日本とのかかわりを見たり、大中華圏(中華人民共和国に台湾、香港、シンガポール)やユニオンジャックの矢(ロンドン、ドバイ、インドのバンガロール、シンガポール、オーストラリアのシドニーが地図上一直線上にあるだけでなく歴史的にも緊密な関係を築いている)、ユダヤネットワーク(離散したユダヤ人は国境を越えた価値観を重視している)などの視点から世界を眺めてみると違ったものが見えて来ます。自分自身の無知さ加減と相俟って目からウロコの一冊でした。
診療終了後は、事務スタッフは月末恒例のレセプト作業。私自身は事務仕事をこなしてから8時半過ぎにクリニックを出ました。帰りは小雨模様でしたが、気温が次第に下がって来ました。明日は10℃に届かない寒い一日になるそうです~。
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