3月12日金曜日。晴れ。朝は気温が低めでしが、日中は暖かくなりました。
午前中のクリニックは比較的平穏でしたが、午後からは混雑気味。気温の乱高下で風邪をひいた方が多い様です。
夜は、7時30分から大和市地域医療センターで開催された「平成22年度施設がん検診事前説明会」に当院スタッフと一緒に出席。今年もがん検診が4月1日から11月30日まで各医療機関で実施されます。当院では肺がん検診と大腸がん検診を実施します。
ちなみに平成21年度は肺がん検診4948名の受診に対し肺がん1名、大腸がん検診5854名の受診に対し大腸がん14名が発見されたそうです。多いような少ないような・・・。でも受診者数は絶対的に少ないですね。受診率を上げなければいけません。がん検診受診カードは3月23日に発送されるそうです。皆さんお早めに。
説明会の終了は8時30分頃。夜はやっぱり寒い~。
帰宅後夕食を食べながらニュースステーションを見ていると、金沢駅からの生中継。急行「能登」と寝台特急「北陸」の最終列車の出発の模様が放送されていました。明日3月13日は、JRグループのダイヤ改正の日。以前にも紹介しました「能登」と「北陸」は今夜がラストランになります。
このうち急行「能登」は、定期列車として最後に残ったボンネット型の特急型車両。東海道線に昭和33年から走り始めた特急「こだま」の流れを受け継ぐ流麗な外観です。
下の写真は、今年の正月に撮った始発の金沢駅に入線する急行「能登」の姿(2010年1月3日撮影)。
金沢駅で並んだ急行「能登」と寝台特急「北陸」。今改正で2列車同時に廃止になります。
以前は、電車特急といえばボンネット型が主役でした。以下に撮りだめたボンネット型の写真を集めてみました。
下の写真は上越新幹線開通前に上野と新潟を結んでいた特急「とき」。本列車に使われていた181系は151系特急「こだま」の流れを汲んだ正統派でした(1973.8上野駅)。
こちらは軽井沢行きの臨時特急「そよかぜ」(1973.8上野駅)。
交流電化区間にもボンネット型が踏襲されて、交流でも直流でも走れる483~489系が登場。下の写真は上野と会津若松を結ぶ特急「あいづ」。上野から黒磯までは直流、黒磯以北は交流に切り替えて走行(1975.11東北本線黒磯~高久間)。
名古屋と富山を結ぶ特急「しらさぎ」。北陸本線も交流です(2001.8北陸本線小松駅)。
直流区間のみの上野と長野を結ぶ特急「あさま」にも交直両用の489系が間合いで使用されていました(1976.4信越本線横川~軽井沢間)。
信越本線経由で上野と金沢を結んでいた特急「白山」は常に混雑している人気列車でした(1976.4信越本線横川~軽井沢間)。
九州では“ヒゲ”の無い顔。写真は門司港~西鹿児島(現在の鹿児島中央)を結んでいた特急「有明」(1979.3西鹿児島駅)。
博多と佐世保を結んでいた特急「みどり」。山陽新幹線博多開業までは新大阪と大分を10時間近くかけて走っていました(1979.3博多駅)。
九州ではJRになってから真っ赤な塗色で活躍(1992.6小倉)。オリジナルの特急色でないとチョッと風格が無い感じ。
こんなに全国で活躍していたボンネット型でしたが、新幹線の開業や老朽化によって次々と引退。定期列車で最後に残った急行「能登」も、今晩3月12日発、明朝3月13日着の列車で最後。金沢駅では1500人もの見送りの人々が集まった様ですが、大きな混乱は無かったようでした。また「昭和」の香りが消えていきます。
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