4月12日月曜日。曇りのち雨。冷たい雨の1日になりました。
クリニックは終日ほどほどの混雑でしたが、寒い割には風邪ひきの方は少なめ。週末が暖かかったからでしょうか。比較的平穏な月曜日でした。
近所では今年もシャガ(射干、著莪、Iris japonica)が咲き始めました。少々薄暗い木陰に群生していました。
シャガはアヤメの仲間。小さいけれど花の形はアヤメに似ています。古い時代に中国から持ち込まれた植物と考えられているそうです。
夜は小田急センチュリー相模大野で内科の講演会。今夜は「包括的心血管保護を目指した糖尿病にふさわしい薬物療法とは~OMTの実践に必要な知識~」という演題で、横浜市大医学部循環器・腎臓内科学の准教授の石上友章先生の講演。21世紀は科学的根拠に基づいた医療(EBM:evidence-based medicine)を行う時代。動脈硬化の結果で生じた冠動脈(心筋を栄養する血管です)の狭窄部位をバルーンやステントで拡張するカテーテル治療が日本では未だに盛んですが、長期予後をみると状況によっては薬物治療の方が勝っているというデータが増えて来ました。糖尿病や脂質異常症は動脈硬化の強いリスクになりますが、そのコントロールもやり方次第。細くなった血管を拡げても長期予後は変わらない・・・。過去の常識が覆されるevidenceが近年次々と明らかに~。
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