4月22日木曜日。昨日とは一転、終日真冬並みの冷たい雨の一日になりました。
今日は休診日でしたが、少々仕事が溜まったので、自宅にこもって仕事をしていました。久しぶりに遠出はせず。もちろん夕食後は歩きに出ましたが、あまりに寒くて少々距離は短め~。
さて、先日天賞堂の鉄道模型マニ36(スハ32改造車、荷物室扉窓桟有、SG)を買いました。マニの「マ」は車両重量、「ニ」は荷物車を表します。
中国製のプラスチックモデルなのでお手頃価格ですが、造りは精巧。荷物室扉窓桟の有無、SGとEGの違いで4種類のバリエーションがあり、なかなかマニアックで素人さんの入り込めない世界!?。そもそも荷物車の存在すら知らない世代の方も多いかも。SGとは従来からの蒸気暖房で東海道や山陽筋、EGは電気暖房で東北方面で主に使われていました。蒸気機関車の時代から続く蒸気暖房のために、旧型客車を牽く機関車は近代的な電気機関車やディーゼル機関車であっても蒸気暖房用のボイラを積んでいました。暖房中は電気機関車であっても蒸気を噴きながら走っていたのです。下の写真は交流電気機関車ED76が暖房用の蒸気を噴いているところ(1979年3月博多駅)。
さて荷物車は殆どが旅客車からの改造車で、その種車によって同じ形式でも様々なバリエーションがあります。そこが大きな魅力。世の中には不思議な人たちがたくさんいて、ちゃんと参考書があります。その名も「荷物車・郵便車の世界」(株式会社モア、平成15年10月25日発行)。中は荷物車、郵便車の側面写真ばかり~。
その中から今回のモデルのプロトタイプを探すと、マニ36106の写真が載っていました。そこで今度は古い国鉄車両配置表を探すと、マニ36106は名古屋に配属されていたことが分かります。模型に付属のインレタを使って「マニ36106」と名古屋の所属標記を転写。インレタには細かい検査標記もありますが、最近は視力の関係で少々辛い作業。
ここまで終えると自分のモデルになったような気がします。更に実車に則した細かい改造やウェザリング塗装(実感的に汚れを再現する塗装です)まですれば良いのですが、そこまではチョッと・・・。
下の写真は昭和47年11月に宮崎駅で撮った実物写真。
客車用の低いホーム、古い跨線橋、奥には荷物用のホーム、そして客車のテールライト。こういう昭和の駅の風景を模型で再現したいと考えています。
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