7月10日土曜日。昨夜の悪天候から一転して晴れて暑くなりました。クリニックは午前中はほどほどの混雑でしたが、予約の方はほぼ時間通り。めまいや全身倦怠感を訴える方が多かったのは暑さのせいでしょうか。午後は予約外の方は少なめで平穏でした。
さて、ここのところ連日のように各地で豪雨による被害のニュースが伝えられていますが、今から5年前の2005年7月の今日は、豪雨の山口線に出かけていました。いつもの様に週末を利用した夜行日帰り旅行です。
7月9日土曜日の診療終了後、東京駅から「サンライズ出雲」に乗り込みました。梅雨末期特有の活発な梅雨前線が気にはなりましたが、切符は取ってしまったし予定通り実行することに。
「サンライズ出雲」は定刻22:00に東京駅を発車。岡山から新幹線に乗り継いで、新山口まで行く予定でした。ところが深夜に静岡県内に入ったところで豪雨のため東海道線が運転見合わせに。長時間停車の後に何とか運転再開になったものの、夜が明けてもまだ東海道線内。結局、新大阪から新幹線で振替輸送ということになりました。
予定よりもやや遅れて、新幹線で新山口に着くとやはり雨。レンタカーを急いで借りて走り始めると、前が見えないほどの豪雨に。予定していた仁保~篠目の山中の勾配区間での撮影は諦め、その先で車の中から、列車の通過時だけ一瞬窓を開けて撮影をすることに。豪雨の中、少々遅れながらもC571とC56160の重連が展望車のスイテ49を従えてやって来ました!。
雨粒が写り込むほどの豪雨です。山道を下って来たところなので、煙はあまり出ていません~。
折角ここまで来たので、引き返さずにこの先も行くだけ行ってみることに。撮影予定だった長門峡駅付近は、雨がひどくてそのままパス。線路沿いに車を走らせていると、徳佐駅のあたりで雨が小止みになったので、道路際に車を止めてしばし待っていると、豪快に煙を噴きながら列車がやって来ました。
通過後は、のんびり車を走らせて、この列車の終点、津和野へ。津和野では帰路に備えて2両の機関車の方向転換や運転整備が行われていました。帰りは機関車の前後が入れ替わり、前がC56160、後ろがC571になります。
C56160は、本来ローカル線の小単位の列車や構内の入れ替えなどに使うための小型機。
現役時は小海線や飯山線での活躍が有名です。
整備を終えると、ターンテーブルで方向転換。
復路で後ろに付くC571と挨拶を交わして・・・。
今度はC571がターンテーブルに乗り、方向転換。前にも後ろにも自在に走れるディーゼル機関車や電気機関車より、だいぶ世話が焼けます。
整備線に入って、整備を受けるC571。石炭を前へ掻き寄せています。
雨が降り続く中、復路を撮影するために、来た道を戻りましたが、雨は強まるばかりで、路面の濁流が危険な状態。撮影は諦めて新山口までそのまま戻ることにしました。ところが途中の大歳あたりで小止みになったので駅で待機。しばらくするとC56160を先頭にした重連が到着しました。特急「スーパーおき」はすれ違いのための運転停車。
発車時は“音”は大迫力でしたが、終点間近のためか“煙”は無し。
最後尾は3軸ボギー台車の展望車。その昔は東海道線を走っていた車両です。これがその日の撮り納め~。
悪天候で今回の写真は今一つ。でもこの日の豪雨で、九州や中国地方で大きな被害が出ていたことを帰宅後に知りました~。