10月14日木曜日。曇り時々晴れ。
今日は明治5年10月14日に日本で初めての鉄道が開業したことを記念する「鉄道の日」。今年は珍しく休診日に重なったのですが、残念ながら平日のため世間ではさしたるイベントはありません。そこで久しぶりに大宮の「鉄道博物館」へ行くことに。元々は神田万世橋にあった交通博物館が大宮に移転 、鉄道博物館として新規にオープンしたのがちょうど3年前の鉄道の日でした。オープン直後に訪れたきりなので約3年ぶりの再訪です。
大宮駅から新幹線高架の脇を走るニューシャトルで1駅。鉄道博物館(大成)駅を降りると、改札口から雨に濡れずに博物館の入口まで行けます。
エントランスには神田時代から玄関を守るD51426の前頭部。
入口を入って右手のヒストリーゾーンには往年の名車たちがズラリ。まずは1号機関車がお出迎え。日本の鉄道の開業当初にイギリスから輸入された機関車。奥へ行くほど時代が進みます。
こちらは旧い客車オハ31形式の車内。末期は津軽鉄道で使われていたため、車内にはダルマストーブが。天井は大正期までのダブルルーフ様式。昭和40年代までは残っていたので、私より上の世代の方は現役時代に乗り合わせているかも。
クモハ40形式は戦前の通勤車。こちらも末期の南武線や青梅線で馴染みがあるかも。
ラッシュの情景を再現する人形が配置され、さらに旧型電車特有の吊り掛け式モーターの音と振動も体感出来る仕掛け。床はワックス塗りの木製です。
中心のターンテーブル上には昭和50年に国鉄最後の旅客列車を牽いた蒸気機関車C57135号機。このゾーンの主役でしょう。
最終配置は北海道の岩見沢だったため、北海道仕様になっています。
ターンテーブルは一日に数回、実際に回転するそうです。
さらに奥に進むと昭和30年代から40年代に活躍した電気機関車や特急電車、コンテナ車や冷蔵車などの貨車も・・・。
車内には車内販売を再現する人形とワゴン。ワゴンの中には当時の商品も再現されています。
鮮魚輸送に活躍していた冷蔵車の中には、氷を入れた魚や作業員の姿も。車両だけでなく、当時の情景の再現にも心配りがなされています。
そして最奥には新幹線。新幹線ももはや博物館入りする時代ですね~。
そこから2階へ上がると鉄道歴史年表とそれにまつわる資料の展示。
さらに模型鉄道ジオラマも。巨大レイアウトを16.5mmゲージの車輌が走り回る様は圧巻です。
屋外には茨城交通に残っていたキハ11形式のディーゼルカーが展示されていました。すぐ横をJR高崎線が駆け抜けて行きます。
大人用の運転シミュレーターや子ども用のミニ運転列車もあって、大人から子供まで楽しめます。
3年前の開館当初のような混雑は無くて、ゆっくり楽しめました。結構スーツ姿の方も見かけましたが出張中や仕事中?。以前の交通博物館の時代よりも明らかに女性の方が増えた感じです。
退館時に3周年記念のピンバッジを頂きました。
こういうところにいると仕事の時に比べて時間が経つのが異常に早いですね~。
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