2月10日木曜日。曇りのち晴れ。
今日はフリーの休診日。折角の連休ですし寒い季節なので、寒い時ならではの雪国に出かけることに(!?)。
まず湘南新宿ラインに乗って大宮へ。大宮では工場から検査上がりのピカピカの185系電車が出て来ました。
大宮駅では今日の切符を購入するついでに、ちょうど1ヶ月先の東北新幹線「はやぶさ」のグランクラスの指定券取得にチャレンジ。3月10日分発売開始の10時キッカリにキーボードを叩いて頂いたのにもかかわらず、すでに満席の表示。瞬時に売り切れた様です。グランクラスは1列車18席しかなく、かつ午前中の新青森行きは2本しか無いので、デビュー直後の指定券はそう簡単には取れませんね。残念~。
気を取り直して、大宮10時38分発のMaxとき317号に乗り込んで越後湯沢へ。驚いたことに平日なのに車内はほぼ満席。明日から連休になるからでしょうか。長大なトンネルを抜けると吹雪の越後湯沢に11時28分に到着。
10分で特急「はくたか8号」金沢行きに乗り継ぎ。JR西日本の車輛と同一規格ですが、第3セクター北越急行の車輛です。
今回の最初の目的地は十日町。越後湯沢から1駅、所要22分で12時ちょうどに十日町に着きました。
昨年は、長野側から飯山線に乗ってここまで来る予定でしたが、除雪作業のために運休で、計画は途中で頓挫。撤退を余儀なくされました。今回は三度目の正直なので、普通に上越側からアプローチすることにしたのです。いわゆる“乗り鉄”ではありませんので、飯山線の全線乗車にはこだわりません(でもちょっと残念です)。
因みに今日も案の定、飯山線は除雪作業のため運休。下の写真は動く気配の無い飯山線のキハ110系気動車。
十日町駅前に降り立ってみると、除雪が完璧なので意外に雪が少ない印象。
駅前通りはアーケードになっていて、雪靴でなくても全く支障無さそうです。でも他の地方都市と同じく商店街は閑散としていました。
昼時なので、まずは駅から徒歩10分程のところにある小嶋屋で名物「へぎそば」で腹ごしらえ。へぎそば800円、野菜天ぷら600円です。
食後は豪雪地帯として有名な津南町へ。津南駅は温泉施設もある新しくて立派な駅でしたが、列車が来ないのが最大の難点!?。
道路際の雪の壁はそそり立ち、民家の出入口が2階にあったりするのは、いかにも豪雪地帯です。
十日町駅に戻って、14時10分発の北越急行線の普通列車で越後湯沢へ戻ります。下の写真は十日町駅での対向列車。
車内は四季の花の装飾で華やいでいますが、車窓から見える光景は立ちはだかる雪の壁。
越後湯沢に着いた列車。巻き上げた雪とツララ除けが物々しい感じです。
でも車体のラッピングは花柄で暖かそう。
そこから上越線の普通列車で水上へ。越後湯沢から水上までの区間は列車が少なくて越後湯沢12時00分発の次がこの15時05分発です。車輌は新潟色の115系電車。
この区間は険しい上越国境越え。川端康成の「雪国」の出だしの“国境の長いトンネル”を抜ける区間です。
有名なループ線と長大トンネルで峠道を越えて行きます。時刻表の地図でも線路が2回も回転しています(交通新聞社、コンパス時刻表より)。
曇った窓から、はるか下の方に線路が見えます。でも電車は軽快にスピードも落とさずに走り抜けて行きます。
「雪国」とは逆方向にトンネルを抜けましたが、国境の長いトンネルを抜けると・・・やはり雪国!?でした。でも雪の量はグンと少なくなり、水上に着く頃には薄日が射して来ました。やはり国境で天候が替わった感じです。
水上からの列車は同じ115系電車ですが、塗色は新潟色だったのがオリジナルの湘南色に。
水上を発車すると直ぐに雪が無くなりました。渋川近くの利根川を渡るあたりでは強風のため徐行。いわゆる上州名物のカラッ風でしょうか?。
高崎から17時09分発のMaxとき334号に乗り継ぎ、東京駅には18時00分に到着。冬の日本列島横断は、短時間で天候が激変するのでなかなか感動的です~。
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