5月5日木曜日。晴れ。こどもの日で祝日です。5月3日から博多に滞在。今日は最終日。朝の鹿児島本線の普通列車で折尾駅へ行ってみることに。
折尾駅は、鹿児島本線と筑豊本線の交差駅。乗り換えで降り立ったことはありますが、途中下車したことはありません。鹿児島本線に乗ると車窓から大きな木造駅舎が見えるのでいつも気になっていました。
折尾は特急電車も停まる大きな駅です。
ホームに降り立つと何だか懐かしい感じ。
ホーム上屋が木組みの箇所も。
ここでは鹿児島本線が上、筑豊本線が下を走っていますが、明治24年2月に九州鉄道、同年8月に筑豊興業鉄道が別々に開業、明治28年に現在地で今のような立体交差駅になったそうです。
上下のホームをつなぐ連絡通路は薄暗いレトロな雰囲気。
レンガ造りのアーチ型の地下道も残っています。
筑豊本線のホームへ降りて来ると、国鉄時代の気動車が入線して来ました。
気動車と記念撮影。
この駅が何と日本で初めての立体交差駅なのだそうです。改札を降りて、外から駅舎を眺めると、味わい深い佇まい。建物は寄棟屋根の木造2階建てのコロニアル様式。
今の駅舎は大正5年竣工の二代目。大正時代からの駅舎を改造しながら使用しています。
昭和末期の改装時に加えられた中央の破風にある車輪風の飾りや、煉瓦づくりのアーチ型の地下道は土木学会の土木遺産なのだそうです。
駅舎内もまたクラシックです。待合室には2本の太い柱があり、その根元にあるベンチは当時のまま残され今でも大切に使われています。
ついでながら駅前の情景も平成の世とは思えぬ雰囲気です。
残念ながら連続立体化計画があって遠から取り壊しの予定だそうです。石炭産業が華やかなりし最盛期の頃は、さぞや賑やかな駅だったことでしょう。
昼前には博多に戻り、昼食後福岡空港へ。
福岡15時00時発のJAL320便で羽田には16時40分に帰って参りました。明日から仕事です~。
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