6月16日木曜日。曇り時々雨。朝から梅雨らしい曇り空。今日は休診日でしたが、所用で都心へ。午前中に用事を済ませ、帰りがけに久しぶりに上野駅の地平ホームへ立ち寄ってみることに。
往年は東北方面への夜行列車や特急列車が頻繁に出入りしていた地平ホームの薄暗い雰囲気は、昔と全くと言って良いほど変わっていませんでした。ただし発着する列車は様変わり。以前はたくさん走っていた夜行列車は、今や北斗星とカシオペアのみ。特急列車も東北特急は全滅し、かろうじて常磐線と水上、草津方面の短距離特急が残るのみ。
今日は高崎線の列車が停まっていました。
下の写真は1976年3月の同じ場所。写っているのは夜行急行を牽いてやって来た宇都宮機関区のEF571。デッキ付きの旧型電気機関車の姿が懐かしいです。今は節電中で普段よりは暗いのでしょうが、それでも当時のホームの方がずっと暗かった様です。
その頃は東北新幹線が開通する前でしたので、東北方面への特急列車が頻繁に発着していました。 下の写真は仙台特急の「ひばり」。
頭端式の櫛状ホームはヨーロッパでは一般的ですが、日本では珍しい部類。下の写真は15番線ホームにある石川啄木の歌碑。以前からあったのでしょうが、記憶にありません。
地平ホームの東端である17番ホームには、4月17日には勝田まで、4月28日にはいわきまで運転が再開された特急「フレッシュひたち」の姿が。E653系です。常磐線は原発付近の区間は不通のままで、開通の目途は立っていない様子。
まだ新しい車輛の様な気がしていたこのE653系も、運行開始は1997年10月ですから既にデビューから13年経過。先日後継のE657系が完成し、来年秋で上野から完全撤退することが決まっています。
中央改札を抜けると、改札上には1951年から展示されていた壁画はそのまま。かつて木製の案内板がずらりと吊るされていた発車時刻の案内はさすがにLED化され近代的に。
中央改札付近はグランドコンコースやショッピングセンターが整備され、明るくなっていました。2002年(平成14年)3月にグランドオープンしたそうですが、明る過ぎて上野らしくない?。
駅舎内にあるHard Rock Cafeも何だか不似合いな感じが・・・。
1932年(昭和7年)4月に落成した正面の駅舎は、全く姿を変えていません。バブル期には建て替えの構想もあったそうですが、歴史ある建物はそのまま残しておいてほしいですね~。
振り返るとスカイツリーの姿。また背が伸びた!?。
夕方からは雨が降ったり止んだり。明日は天気が悪くて気温も低めの予報。風邪をひかない様にご注意を~。
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