1月3日火曜日。金沢は朝は雪が降っていましたが、その後は珍しく(?)晴れ間が出て来ました。
今日は北陸鉄道浅野川線へ。浅野川線はJRの金沢駅近くの北鉄金沢駅から海側の内灘駅までの6.8kmのローカル私鉄。日中の運転は30分間隔で終点までの所要時間は17分。
北鉄金沢駅は近代的な地下駅です。
車輌は平成8年と10年に京王井の頭線から導入されたステンレスの元3000系。私が高校の通学時に毎日利用していた懐かしい車輌です。
元の車輛は昭和37年製。井の頭線では5輌編成でしたが2輌編成に大改造されて導入されました。
2編成が往復していて途中駅の三ツ屋で列車交換。
私の乗った昼過ぎの電車の乗客は20人ほど。ワンマン運転で、運転士が運賃の収受、扉の開閉、車内放送、もちろん運転まで一人でこなしていました。両端の北鉄金沢と内灘駅以外の中間駅はすべて無人駅で、徹底的に合理化されている様子。
終点の内灘駅には車輛基地。13分で折り返しです。
さて北陸鉄道にはもう1路線、石川線があります。こちらは金沢市内の野町から昨日行った白山比咩神社近くの鶴来を結ぶ13.8kmの路線。昨日初詣の帰りに鶴来駅に立ち寄ってみました。以前は神社の参道近くの加賀一の宮駅が終点でしたが、2009年11月に末端が廃止されて今は鶴来が終点になっています。駅舎は木造で良い雰囲気です。
待合室には真ん中のストーブを取り囲んでベンチ。運転本数は浅野川線より少なくて1時間に1~2本の運転。終点間の所要時間は28分。
自動券売機はあるものの入場券が無かったので、窓口で尋ねて見ると今や貴重な硬券を発券してくれました!。
構内には元東急7000系。浅野川線が元京王井の頭線の車輛であるのに対して石川線は元東急の車輛がほとんど。
1編成だけ元京王井の頭線3000系がありました。でも浅野川線が直流1500Vであるのに対して石川線は直流600Vなので電気方式が違います。
隣に見える除雪車も気になるところ。
どの車輛もご本家では既に見られなくなった貴重な車輌たちです。北陸鉄道の鉄道部門は今や完全にお荷物。他の事業に支えられて何とか存続している状態。いつまで存続してくれるか心配です。
今日は遠くに白山を眺めることが出来ました。冬場には珍しい!?。
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