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修学旅行電車(実車編)

2月26日日曜日。曇り。せっかくの日曜日は終日曇り空で寒い一日になりました。最高気温も7℃。

今日は何となく体調が優れないため、来週からの1週間に備えて自宅で大人しくしておりました。

さて、一昨日155系修学旅行用電車の模型について書きましたが、これを機に昔撮った実車の写真を捜してみました。

155系修学旅行用電車は昭和34年(1959年)4月から運用開始。ちょうど私が生まれた年です。愛称名、車体塗色は公募で決められたそうで、黄色と朱色の塗り分けは前代未聞。愛称は関東地区発着が「ひので」、関西地区発着が「きぼう」。昭和46年10月に新幹線に修学旅行輸送を譲って引退するまで活躍しました。その後もしばらくは波動輸送用に使われていました。

私は既に新幹線で修学旅行へ行く年代でしたが、子どもの頃に蒲田駅で東海道線の通過線を猛スピードで通過する「ひので」を見た記憶があります。

下の写真は昭和51年5月2日、ゴールデンウィークの臨時列車で運用される修学旅行色の155系の姿。大森付近で撮影しました。検査直後だったのかとても綺麗。

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因みに同じ日、167系修学旅行用電車も撮っています。でもこの時が修学旅行色の写真を撮った最後のチャンスになってしまいました。

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当時はまだ静岡から80系湘南電車が都内に乗り入れて来ていました。

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EF58牽引の14系客車による臨時「銀河」も!。

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その後、155系は順次修学旅行色から湘南色に塗り替えられてしまいました。下の写真は真鶴~湯河原間で撮影した湘南色の155系。153系や165系と混結されて伊豆方面の急行運用に(昭和51年3月14日)。

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下の写真は名古屋で撮った最晩年の姿。行先表示にはわずかに“準急”の文字が見えます(昭和56年8月26日)。この時点でクハ155は20輌中6輌が残るのみでした。

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最終的には昭和59年1月に全車廃車。今では大宮の鉄道博物館に「ひので」の愛称板が残るのみです。

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最終的には「ひので」は昭和34年4月20日~昭和46年10月26日に約240万人、「きぼう」は昭和34年4月20日~昭和46年10月18日に約181万人の修学旅行生を輸送。中学3年生15歳だと仮定すれば、「ひので」の経験者は若い方でも50歳代後半、初期の方は70歳近くになっているはず。

今では新幹線どころか飛行機で海外まで修学旅行に出かける時代~。

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