11月11日日曜日。曇りのち雨。折角の日曜日は朝からどんより曇り空。午後からは駅前まで食料品の買出しに出かけましたが、天気予報通り午後3時頃から雨が降り出し、傘をさして帰って来ました。そんな訳で今日はさしたる話題も無いので昔の鉄道ネタを。
9月初旬にEF63型直流電気機関車の模型について書きましたが、「後日実車について紹介します」と言っておきながら、いつの間にか2ヶ月も経ってしまいました。今日は実車編を。
EF63は横川~軽井沢間の碓氷峠、たった一駅区間のためだけに造られた専用機関車。この区間の全列車をサポートするために計24輌製造されました。
昭和51年(1976年)4月5日、春休みに友人と碓氷峠に乗り込みました。当時の記録では上野発6時16分の急行「妙高1号」(169系電車)に乗って軽井沢まで行った様です。
下の写真は横川駅で乗車していた妙高1号に連結されたEF63。電車であろうと客車であろうと貨車であろうと、碓氷峠を越えるにはEF63のサポートが必ず必要でした。
まずは熊ノ平へ。ここはアプト時代は駅だったところ。下の写真は下り急行「妙高2号・志賀1号」。
特急「あさま2号」は当時は新鋭だった183系1000番代。
まだ客車列車も残っていました。写真は322列車。客車の本務機はEF62だったので、補機のEF63の2輌と合わせて3重連の大迫力。
本務機のEF62には春闘のスローガン。残念~。
「白山1号」は489系ボンネット。信越本線経由の金沢行きです。
熊ノ平から少し下ると碓氷橋。
もちろん貨物列車も本務機はEF62。
当時は80系電車も活躍中。写真は345M列車。
同じく峠を下る340M列車。
当時は特急と急行の勢力がほぼ互角でした。下は急行「信州3号・志賀2号」の169系。
最後尾にはEF63が付いて後押し。
横川駅まで降りて来ると、もう日が傾いていました。横川ではEF62のトップナンバーが貨物列車(365列車)を牽いて停車していましたが、ホーム端で引きが取れずに顔だけの写真。
365列車の後補機。
隣には旅客列車325列車。本務機はEF6219。
EF62は独特の3軸台車。
悔やまれるのは後ろに続く客車の写真を撮っていなかったことです~。
逆光の中、碓氷峠へ向かって出発~。
こんどは「あさま6号」が降りて来ました。EF63が切り離されたところ。
ここからは身軽になって上野へ向かいます。
EF6320は全般検査後だったのか、新製機のようにピカピカです。
「白山」編成の489系「あさま」も何本かありました。まだ新車でピカピカのボンネットにEF63の顔が写っています。
だいぶ暗くなって来たので、横川17時33分発の急行「軽井沢」で帰宅の途に。上野には19時38分着。
長野新幹線開業により横川~軽井沢間は1997年9月で廃線になってしまいました。
懐かしむ方が多いのか、8月末に発売になったトミックスのEF63の模型は直ぐに売り切れてしまった様です~。