9月27日金曜日。晴れ。昨夕から気温が下がって今朝は13℃でした。さすがに長袖の上着で出勤。日中はそれでも24℃まで上がりました。
今日のクリニックは朝から大混雑。気温が下がって体調を崩された方が多かったようです。かぜ症状や喘息様の長引く咳の方、その上特定健診も終了間際で駆け込み受診の方が・・・。
ところで、この夏の旅行の報告がまだ終わっていませんでしたので久しぶりに続きを~。
プラハから列車でウィーンに着いた翌日は、ウィーン観光もせずに早朝の列車でザルツブルグまで往復して来ました。
ウィーン西駅を朝7時36分発の「レイルジェット」に乗車。
かつてオーストリア連邦鉄道にはウィーンとパリを結ぶEC(国際特急)「モーツァルト」号がありましたが、2007年にパリ~ストラスブール間にフランス高速鉄道TGVが開業したために廃止になってしまいました。その代わりに登場したのが「レイルジェット」です。
運行ルートは、ブタペスト~ウィーン~ザルツブルグ~ミュンヘンとウィーン~ザルツブルグ~インスブルック~チューリッヒ。
車輛は赤とオレンジの専用塗装。ヨーロッパでは多い動力集中方式で、客車7両と編成端に機関車。機関車と反対側の客車にも立派な運転台が付いています。
ビジネスクラス1両と1等車2両、2等車4両の構成。ビジネスクラスは食事やドリンクサービスが付くそうです。
今回は1等車を奮発。チケットは自宅のパソコンからインターネットで取ってプリントアウトして来ました。車内での検札はコードを機械で読み取るだけでいとも簡単。
オーストリア連邦鉄道(ÖBB)のホームページは、ドイツ語の他に英語表示も出来るので便利ですが、プリントアウトしたチケットはドイツ語表示のみでした。
ウィーンを発車すると直ぐにメニューが配られます。アルコール、ソフトドリンク、コーヒー、スープやサラダ、パニーニ、サンドウィッチ・・・。国際列車らしく通貨表記はユーロ、スイスフラン、チェココルナの3種が併記されていました。
最高速度は230km。走行位置や速度が天井やデッキのモニターに表示されます。
1等車は横3列で対面式です。車内はもちろんWi-Fi環境。
線路はまだ工事中のところが多くて、これから順次高速化される模様。ザルツブルグ近くはカーブが多くてスピードも出ず。
車窓がだんだん“チロル”っぽくなって来て・・・。
ザルツブルグにはほぼ定刻に到着。ウィーンから2時間22分でした。
ザルツブルグ駅は改装されたばかりなのか、真新しくて装備も近代的。
側線にはレイルジェット塗装と一般塗装の機関車が重連で停まっていました。
一般塗装との塗りの違いが良く判ります。
隣のホームにはミュンヘン行きのドイツ国鉄(DB)の列車。こちらの機関車はチョッとクラシックな感じです。
その後ザルツブルグの街を一通り観光して(そちらは後日ご報告します)、帰りは18時02分発のレイルジェットに。
ザルツブルグ駅で列車を待っていると構内には特殊ラッピングを施された機関車たちが次々と登場。
なかなか日本では見られないデザイン。
さて帰りのレイルジェットは来る時と違ってガラガラ。隣の車両は車椅子スペースのある1等車とレストランの合造車。
奥の扉はレストラン。
本格的な食堂車ではなくて、かつての国鉄のビュフェの感じです。行きは満席だったので、帰りは駅のスーパーで食料を買い込んで乗車してしまいましたが、こんなに空いているならレストランで食べて見ても良かったです~。
乗客は少なくても、ウィーンが近くなると本来の高速性を発揮!。
ウィーン西駅の到着は20時22分。まだ明るいうちに帰り着きました。
ここのところ鉄ネタばかりで済みません~。
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