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北斗星その2

10月17日木曜日。曇りのち晴れ。最高気温は20℃止まりで、台風が過ぎ去って秋が深まった感じ。

今日は休診日でしたが、日中は所用であちらこちら動いておりました。夕方からは床屋さんと買物。

さて先週末の続きをご報告しなければなりません。12日土曜日は、先日書きました様に上野発札幌行きの「北斗星」に乗車。食堂車での食事が終わって夜9時頃に自分の寝台に戻りましたが、停車駅や機関車交換などのイベントが気になって寝ていてはいられません。青森では青函トンネル用の機関車に付け替え。進行方向が変わって1号車側が先頭に。午前4時22分に発車。午前5時07分頃に青函トンネルに突入しました。

トンネルの通過時間は約40分。1号車に行って見ると、貫通窓から赤い電気機関車に着けられた「北斗星」のヘッドマークが見えました。下の方が光っているのは客車側のテールサインが反射しているから。

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トンネル内の照明で機関車のナンバープレートが光って、今日の牽引機がED7914であることが判りました。

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トンネルを抜けると生憎の雨。津軽海峡は鉛色でした。沿線の新幹線工事もだいぶ進捗して高架橋が林立していました。

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函館には定時の6時35分より数分遅れて到着。ED79形交流電気機関車はED75形を青函トンネル用に改造したもの。ここでしか見られない貴重な機関車です。

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21両改造されましたが、新鋭機に押されて現在は9両が残るのみ。新幹線の開業を前にして既に風前の灯です。

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ここで再度方向転換と機関車付け替え。ここからはしばらく非電化区間なのでDD51形ディーゼル機関車が重連で先頭に立ちます。

さて発車と当時に車内に戻って、朝は6時30分から営業を開始している食堂車へ。「北斗星」は食堂車のある唯一の定期列車(カシオペアやトワイライトエクスプレスは不定期列車です)ですので、せいぜい食堂車に敬意を表さなければなりません。

メニューは洋朝食と和朝食の2種。狭い車内ですが、流れゆく風景を見ながら食事がとれるのは今では最高に贅沢なこと。

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ただいま大沼公園の小沼の湖岸を走行中。朝食とコーヒーでしっかり目が覚めました。

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駒ケ岳山麓を進んで内浦湾側へ。防波堤の向こう側は内浦湾です。写真は人影の無い森駅。有名な森駅の駅弁「いかめし」は、今では駅では買えませんが、都心のデパートのイベントでは買えます・・・。

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湾沿いの落部駅は木造でしたが、やはり人の気配無し。

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長万部、洞爺、東室蘭、苫小牧を過ぎ、千歳線に入る頃には時折青空が見えましたが・・・。

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札幌に着く頃にはまた雨になっていました。先頭に行くと重連の青い塗装のDD51形ディーゼル機関車。ホーム端ギリギリに停車しているので、写真はうまく取れません~。

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このDD51も昭和48年~50年に製造された年代物。

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客車も牽引機もとっくに耐用年数は過ぎています。「北斗星」そして「JR北海道」の厳しい現実が突き付けられているのかも。

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乗客を降ろした後、11時32分に手稲の基地へ引き上げて行きました。

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この車両は清掃、整備ののち、17時12分札幌発上り「北斗星」としてまた上野へ・・・。

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