10月19日土曜日。曇りのち雨。最高気温は18℃で寒いくらいの一日でした。
今日のクリニックはほどほどの混雑。気温が下がったためか、かぜ症状の方が一気に増えました。インフルエンザワクチンの接種を希望される方も多数。珍しく午後から混雑がひどくなって診療終了は14時半頃に。
紹介状作りやホルター心電図の解析を数件こなしてから無防備にクリニックを出たら、寒くて震え上がりました~。
さて鉄道ネタが続いたので、北海道の話題はチョッとお休みにして今日は蝶ネタに。先日、公園でアカボシゴマダラを見かけました。以前はまったく近所では見かけなかった蝶です。
アカボシゴマダラは日本国外ではベトナム北部から中国、台湾、朝鮮半島に分布していますが、日本ではもともと奄美大島とその周辺の島にしかいませんでした。
ところが1995年に突然埼玉県で確認され、その後神奈川県を中心とする関東南部で多数発生。2006年には東京都内、そして関東北部、山梨、静岡、愛知、京都・・・。2009年に本ブログでも紹介しましたが、その後もどんどん分布域を拡げているそうです。
名前の由来、後ろ翅の“アカボシ”がエレガント。5月上旬から10月まで年に3~4回発生しているそうです。
関東一円に分布を拡げたアカボシゴマダラは、もともと奄美にいたものが飛来したのではなく、中国大陸由来の亜種だそうです。自然の分布域から飛び離れていて突如出現したことから、人為的な放蝶の可能性が高いそうで・・・。そんな訳で要注意外来生物リストに挙げられています。
要注意外来生物リストにあげられている蝶はこのアカボシゴマダラとホソオチョウのみ。ホソオチョウもロシア東部、中国、朝鮮半島に分布していて、やはり放蝶の可能性が示唆されています。
競合する日本の在来種への影響が心配。美しい蝶に罪は無いのにね~。
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