11月11日月曜日。曇り時々晴れ。最高気温は16℃。
週明けのクリニックはやっぱり混雑。定期通院中の方もかぜ気味の方が多くなりました。昨今気温が下がってご高齢の方々が厚着になったために脱ぎ着に時間を要する様になりました。その上に「ついでにワクチンも」なんて方もいらして一人当たりの診察時間は夏場より明らかに長くなりました。
診療終了後は少々事務仕事をこなしてから9時前にクリニックを出ましたが、気温がグッと下がって寒さに震えながら帰宅。今日は木枯らし一号が吹いたそうで、明日の朝は何と4℃の予報!?。
さて昨日の日曜日の続き。法隆寺を一巡してからまだ時間があったので、まずは法隆寺夢殿の裏手にある中宮寺へ。左下の写真は境内で実っていた菴羅樹(あんらじゅ)。かりんの1種だそうです。右下は国宝菩薩半跏像が安置されている本堂。優雅な姿をしばし眺めておりました。
その後、法隆寺の路地を北上して法輪寺を目指しました。雨のせいか観光客風の人には全く出会わず。
法隆寺周辺の街並みを外れると長閑な田園風景。もしかすると飛鳥時代からこんな風景だったかも!?。
法輪寺の創建も法隆寺と同じ7世紀。かつては法隆寺の西院伽藍の3分の2の規模を誇っていたそうです。
残念なことにかつて国宝に指定されていた三重塔は1944年に落雷で焼失。当時避雷針は軍事供出で撤去されていたとか。現在の塔は1975年の再建だそうです。ということは中学の修学旅行時にはこの塔は無かった!?。
さてそこから道なりに東へ向かうと、何の変哲もない丘陵が見えて来ます。
でも歩道脇の説明書きをふと見れば、聖徳太子の皇子の山背大兄王の墓と伝えられている場所とか。へぇ~。
雨の中、法起寺に着きました。ここも聖徳太子によって建立されたお寺の一つだそうです。
法起寺の三重塔は国宝。706年の完成で日本最古の三重塔だそうです。ここはやはり世界遺産。
少々歩き疲れたので、お寺の方に法隆寺駅までのバスの時間を尋ねたら、何と一日に2便のみで次は午後3時過ぎ!。
頑張って来た道を歩いて引き返すしかありません。幸い雨は上がりました。
先ほど訪れた法輪寺の前を通って・・・。
法隆寺まで戻って来る頃には足が棒に。
今回訪れた4寺は全て7世紀の創建。当時は日本の中心地だったのでしょうが、現在の斑鳩の里は気分転換にとっても良いところでした。
来る時と同じく大和路快速で大阪へ。「のぞみ」に乗ればあっと言う間に新横浜。7世紀の日本は意外に近いのでした。