11月15日金曜日。曇りのち雨。朝の冷え込みは少し緩んで8℃でしたが、日中は11℃止まり。
今日のクリニックはほどほどの混雑。昼前から雨が降り出したためか、午後からは予約外の方は少なめでした。
診療終了は久しぶりに時間通り。でも積もり積もった事務仕事をこなせば、結局帰宅時間はいつも通り。クリニックを出たのは夜9時前でした。いつの間にか雨は上がっていましたが、今夜はあまり寒くない!。
さて昨日は深大寺から帰った後に「国宝興福寺仏頭展」へ行って来ました。場所は東京上野の東京藝術大学大学美術館です。
今回は千代田線で根津駅下車。言問通りから緩やかな坂道を鴬谷方面へ上ると文京区と台東区の境。さらに立派な木造家屋がある一乗寺を越えて・・・。
大正5年築の古民家カフェカヤバの角を曲がって路地を抜け・・・。
和菓子の桃林堂の角まで来るともう芸大の角です。
上野駅へ向けて坂道を上がると、左手が音楽、右手が美術の門。
門の突き当たりには大きな仏頭の看板がたっていました。
入って直ぐ右手が展示会場の立派な美術館です。
平日なのに館内は老若男女の観客で一杯。
今回の展示会の主役はもちろん仏頭ですが、全部で国宝25点、重要文化財31点など約71点の至宝が勢揃い!。
もちろん中は撮影禁止なのでリーフレットで雰囲気だけでも。各会場ずらっと並べられた国宝が壮観です!。
仏頭はもともと685年に造られた飛鳥の山田寺講堂本尊像の頭部。1187年に興福寺東金堂に移されましたが、1411年の火災で胴体を失って行方不明になってしまいました。ところが500年以上経った昭和12年になって東金堂本尊台座に納められているのが発見されました。なんと数奇な運命~。
私自身が仏頭の存在を知ったのは中学生の時。他校から赴任して来られた美術のT先生が、仏教建築や仏像の基本を、たかが中学生を相手に熱意を持って伝授して下さいました。その時に仏頭の再発見のエピソードを話して下さいましたが、妙にそれが印象に残って・・・。
「国宝興福寺仏頭展」は11月24日まで。白鳳の貴公子、必見です~。
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