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青井岳

11月29日金曜日。晴れ。朝は2℃、日中は13℃で、ピリッと寒い一日になりました。

今日のクリニックは午前中は意外に空いていましたが、午後からはいつもの混雑になりました。寒くなって皆さん厚着に。その為に診察前後の脱ぎ着に時間が掛かる様になり、それが積もり積もって・・・。

さて先週「国鉄時代アーカイブスvol.4」(ネコ・パブリッシング発行)が発売になりました。今回はC57形蒸気機関車の特集です。

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表紙をめくると、そこには日豊本線の青井岳を発車して境川橋梁を渡るC57199の姿。ここは日豊本線の代表的撮影地でした。

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この1冊の中にこの鉄橋で撮られたものが4枚も!。

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私自身は、昭和47年11月5日の6時49分、念願かなって1521列車で青井岳駅に降り立ちました。当時中学1年生でしたが、学校の文化祭の代休を利用しての九州入りでした(なんとマセた中学生だったことでしょう)。

今の様にインターネットなど無い時代、無謀にも現地の情報はほとんど無しに乗り込んだので、駅前の道を宮崎方向へ当てずっぽうに歩いたら鉄橋の真下に出てしまいました。目的の1526列車は7時18分には来てしまいます。途方に暮れた中学生は、下の道路から絶壁をよじ登って(左下の写真で指し示しているところ)、橋のたもとのお立ち台(右下の写真)に辿り着いたのでした。今改めて写真を見ると恐ろしいことです~。

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苦労して登った甲斐があって、眼下には朝日に輝くトラス橋。三脚にカメラをセットして万全の態勢。あれっ、時刻になっても列車が現れません。するとなんと後方から発車を告げる大きな汽笛!?。振り返れば駅構内に狼煙(のろし)が上がっているではありませんか!。

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この機に及んで反対向きにカメラを構えていたことに気付きました。なんともお粗末。わざわざ三脚に取り着けたカメラを三脚ごと抱えて手持ちで撮影~。

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大きなドラフトを山間に響かせながら眼前を通過・・・。

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中空へ躍り出るようにトラス橋へ!!。

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青井岳周辺での1526列車の写真は数々あれど・・・。

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そんな訳で他に見たことの無いトラス橋での後追い写真になってしまいました。

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・・・でもこの写真、存外気に入ってます(決して負け惜しみではありません)。

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