3月29日土曜日。晴れのち曇り。最高気温は21℃まで上がってポカポカ陽気になりましたが、その分スギ花粉の飛散は大量。トホホでした~。
今日は今年度最後の土曜日。クリニックは混雑するかとチョッと覚悟していましたが、意外にも予約外でいらっしゃる方は少なめで、とっても平穏な一日になりました。昨日は今月で最も混雑した日だったのに、一転して今日は最も受診人数が少ない日。なかなか患者さんの動向は予測がつきません。消費税増税前の最後の週末ですから、皆さん買物に忙しかったのでしょうか!?。
さて先週の出雲行きのご報告が積み残したままになっているので、今日はその続きを。
先週の木曜日、午前中に出雲大社への御参りを済ませ一畑電車(通称ばたでん)大社線の出雲大社前駅へ。
ここは先日お目にかけた旧国鉄大社駅の和風建築とは対照的に西洋風の建築。
昭和5年の開業時からの建物で、国の登録有形文化財かつ近代化産業遺産に指定されています。なかなか良い雰囲気の待合室です。
「ばたでん」は2010年公開の映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の舞台。映画の公開で一時的に乗客が増えた様ですが・・・。
運転間隔は1時間に1~2本。自転車を乗せることが出来たり、運転体験を企画したり、様々な経営努力をされている様子です。
改札が始まってホームに入ると、昭和20~30年代に流行した2枚窓の“湘南顔”の古めかしい電車。もとは南海電鉄の21000系として、高野山へ行っていた車輛です。
「ばたでん」では平成9年に導入された“新車”ですが、元は昭和30年代に製造された車輛。昭和の香りがプンプン。水木しげるの「のんのんばあとオレ」のラッピングが施されていました。
ホームの先に回ってみたら、3000系に並んで映画「RAILWAYS 」にも登場していたデハニ50形52が奥に隠れていました。こちらは1928年製の創業当時からの生えぬき車輛。ここで展示保存されています。車内も見学出来たようですが、発車時刻が迫っていて諦めました。
12時21分の定刻に発車。車内は南海時代からのロングシート。車内照明の配列が独特でモダンな感じ。車輛と線路状態が相俟ってか、かなりの揺れです~。
川跡(かわと)に12時32分着。大社線はここまで。ここからは電鉄出雲市駅と松江しんじ湖温泉駅を結ぶ北松江線に乗り換えです。上りも下りも1~2分の接続です。下の写真右の2100系は電鉄出雲市行き。平成6年に入線したもと京王電鉄5000系。京王電鉄とは線路の幅が異なるので、台車はもと営団地下鉄のものに振り替えられています。
一方、松江しんじ湖温泉行きは平成10年に導入された5000系。改造されて外観はだいぶ変わっていますが、こちらも元は京王電鉄5000系。台車はやはり営団地下鉄、座席のクロスシートはなんと小田急電鉄!。
雨が激しくなる中を宍道湖北岸に沿って松江へ快走。終点の松江しんじ湖温泉駅には13時22分に着きました。隣のホームには南海電鉄リバイバル塗装の車輛が!。
そして構内には平成24年に京王時代の塗装に戻された2101編成。
京王5000系に昭和38年の登場時に付けられていた運転席部分から後へ斜めに引かれたライン“赤ひげ”も再現されていました。
まさに電車の動態博物館の様な一畑電車を楽しんだ後は松江城へ。松江城は松江藩主堀尾氏によって1611年に落成し、貴重な全国で現存する12天守のうちのひとつ。
狭くて急な階段を昇って最上階まで。雨降りで霞んでいましたが、宍道湖が眼下に見下ろせました。
このあと本当は松江市内を巡る予定でしたが、風雨がひどくなって来たので、まずは「出雲ぜんざい」(出雲はぜんざいの発祥の地とか・・・)を食べながら思案。結局早々に今夜の宿泊地である玉造温泉へ向かうことに。
玉造温泉は奈良時代初期に開かれ、枕草子にも出て来る歴史ある名湯。ここは青瑪瑙(メノウ)が採取できる地とされ、三種の神器のうちの一つである「八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)」が造られた地なので“玉造”なのだそうです。温泉地の奥にある玉作湯神社は霊験あらたかなパワースポットとして女性に人気です。
本殿はやっぱり由緒正しき大社造り~。
玉造温泉はとっても良い温泉でした。でも「縁結び」も「子宝」も「安産」も「美肌」も関係の無い私にはもったいなかったかも!?。
まだ続きがありますが、長くなって来たのでまた後日に~。
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