3月31日月曜日。晴れ。日中は20℃まで。
週明けのクリニックは、午前中はそれなりに混雑。週末にまたインフルエンザが再燃したのか、今日はB型の方が結構多めでした。それでも午後からは至って平穏で、患者さんは待合室に座るや否やほとんど待ち時間無く診察室へ。そのためか皆さん今日はやや血圧が高めでした!?。
さて明日から4月になってしまいますので、今日は先日の出雲行きの続きを片付けなければなりません。
10日前の春分の日、松江地方は大荒れの天気になってしまいました。風雨は時に雪に!。悪天候にもめげず朝早くに玉造温泉を出発。もちろん朝湯にはチャンと入ってから。9時開館と同時に足立美術館へ。
足立美術館は安来駅からシャトルで20分。優美な日本庭園と近代日本画コレクションで世界的に有名な美術館。
大きなガラス越しに見える日本庭園は雪が降っていてチョッと寒々とした感じ。
借景になっている背後の山々には霞みが立ち昇って水墨画の世界でした。どうしてこんなところに(失礼~)美術館!?と思いましたが、この借景を得るためなのでしょう。
窓越しに見る庭園が一幅の絵画のようです。
日本人ばかりではなく、外国からの観光客の方も多数。アメリカの庭園専門誌では連続日本一、フランスのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星だそうです。
横山大観を始めとする膨大な日本画のコレクションは見事ですが、もちろん撮影禁止です~。
さて10時30分のシャトルバスでJR安来駅へ。駅舎はかなり新しそうで、三角屋根部分の内部は立派な木組みでした。
安来はあのドジョウ掬いの“安来節”の安来です。
10時56分発の米子行きの快速「アクアライナー」は20分遅れでやって来ました。
本来は11時6分に米子に着く予定でしたが、遅れたために米子では跨線橋を駆け上がることに。米子駅0番線(“霊”番のりば)から11時30分に発車する境線境港行きの妖怪列車に何とか間に合いました。
境線の車輛は古めかしい旧国鉄時代のキハ40ですが、内装、外装には水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターが“これでもかっ!”って感じ。
今回乗り合わせた列車は2輌編成。米子方が「ねこ娘」、境港方が「目玉おやじ」。
天井もシートも壁面も・・・。
車内放送も鬼太郎とねこ娘の声による案内でした。
たまには良いけれど毎日これで通勤、通学するのも、それはそれで・・・。
その他に「鬼太郎」・「ねずみ男」・「砂かけばばあ」・「こなきじじい」の計6種が現在運行中。
キハ40は最近の気動車では珍しくなった低加速で米子駅を発車。各駅に妖怪名の愛称が付いています。途中弓ヶ浜駅(愛称あずきあらい駅)で列車交換。
すれ違ったのは「砂かけばばあ」と・・・。
「こなきじじい」の2輌編成。小さい子どもは乗りたがらないかも。
こなきじじい駅、一反木綿駅、キムジナー駅と停車しながら・・・。
終着の境港駅(鬼太郎駅)には12時16分に到着。
改札を出ると早速そこには水木しげる像。
そして駅前から水木しげる記念館に続く水木しげるロード。昨年は水木しげるロード20周年だったそうです。
まずは駅近くで昼食を摂ってからブラブラ歩き。至る所に妖怪の姿が・・・。
マンホールの蓋にも!。
現在は154体もの妖怪ブロンズ像があるそうです。
その徹底ぶりに感心します。
2013年には283万人余りが訪れたそうで、まさに地域おこし、まちづくりの大成功例。
水木しげる記念館は老若男女で混雑していました。3世代でいらしている家族連れもたくさん。
意外に時間がかかってタイムリミット。帰りは駅まで小走りで。
境港駅14時22分発の妖怪列車で米子空港駅に14時37分着。駅と米子鬼太郎空港は隣接しています。15時25分発のANA992便はボーイング737。
東へ向かうと天気は回復。下の写真は御前崎上空。
駿河湾上空から富士山が見えました。
下田上空を相模湾へ。
行きは寝台列車で12時間もかけて行ったのに、帰りは飛行機でたったの1時間20分。いつもの様に駆け足の弾丸ツアーになってしまいました。
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