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古レールと日本画

6月1日日曜日。晴れ。6月の初日は昨日に引き続き30℃越え。熱中症が心配される暑さになりました。京都では35.3℃の猛暑日になったそうです。

こんな日は家に居ると暑くてだらだらしそうだったので、午後から練馬区立美術館まで遠征して来ました。

池袋から西武池袋線に乗り換えて中村橋駅まで。池袋から所沢行きの準急は平成20年にデビューの30000系(愛称スマイルトレイン)でした。内外装は「たまご」をモチーフにしているそうで・・・。

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中村橋駅は練馬駅の次ですが、各駅停車の接続が悪くて少々待ち時間が。その間に電車の観察。

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“黄色い”電車は、どれもかれこれ20年以上前の車輛ですが、まだまだ活躍中。

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左上の車輛はみなとみらい線から乗り入れて来る東急東横線の車輛です。元町・中華街駅まで乗り換え無しで行けるなんて、ひと昔前なら考えられなかったこと。

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中村橋駅を降りて北側を美術館方面へ向かうと、古レールを使った軌条燈(レールランプ)が設置されていました。パブリックアート大賞とやらを受賞されているそうです。

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レールには製造された製鉄所の名称と年号が記されていますが、これが貴重なものばかり。下はポーランドの製鉄所で1927年の製造だそうです。

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同時期の官営の八幡製鉄所1928年製も。

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アメリカ製は1914年製や1924年製。西武鉄道の前身である武蔵野鉄道が池袋~飯能間で開業したのは1915年(大正4年)のことですから、1914年製は開業前に輸入されたもの。

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フランス製は1925年製。当時は世界中から輸入されたレールはさぞや貴重品だったことでしょう。

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因みに、小田急江ノ島線の鶴間駅周辺の線路柵にも貴重な輸入レールが残っていることは以前このブログで報告させて頂きましたが、西武鉄道の様な保存対策を講じないと知らぬ間に撤去されて無くなってしまいそう。

さて寄り道が長くなってしまいましたが、練馬区立美術館は中村橋駅から徒歩3分の直近。

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現在「松林桂月展」を開催中。

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松林桂月は明治、大正、昭和を跨いで活躍された日本画家。緻密で繊細な作品の数々は見応えありました。6月8日まで。

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帰りの電車はアタックナンバーワンのラッピングが施された平成12年デビューの20000系。軽量なアルミ車体。

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今回“黄色い”電車に乗れなかったのはチョッと残念!?。

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