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冷水峠

5月1日金曜日2日土曜日は両日とも晴れ。朝は14~15℃、日中は25~27℃まで上がって、汗ばむ陽気になりました。5月に入ったとはいえ、気温が高過ぎ!?。

世の中はゴールデンウィークの真っ只中ですが、当院は昨日と本日は暦通りに診療。でも自ら望んだ訳でもないのに暦の関係で水、木と2日連続で休診でしたので、狭間の2日間は当然のことながら朝から大混雑になりました。気温が高い割にはかぜ症状の方が多いのは、一日のうちの寒暖差が10℃もあるからかも。昨日の金曜日はいつも土曜日にいらっしゃる方が前倒しで数人来院。聞けば25日からずっとお休みだそうで・・・。先週は大挙していらした製薬会社のMRさん方はお2人のみでした。診療終了後は、昨夜は大和市医師会事務局で会計業務のため夜9時過ぎまで。今日は自院で事務仕事を遅くまで頑張りました。

さて、今日はいまだに積み残していた3月の筑豊本線レポートの続きを片付けてしまいましょう。

3月21日は飯塚を15時59分発の博多行き電車に乗って桂川着16時06分着。北海道の函館本線と京都の東海道本線には桂川(かつらがわ)駅がありますが、福岡の筑豊本線は桂川(けいせん)駅と音読み。読めませんよね~。ここは博多への篠栗線の始発駅。かつては原田方面の筑豊本線がメインルートでしたが、今では篠栗線が博多へのメインルートとなって2001年10月に電化。“福北ゆたか線”の路線愛称が付けられました(下図はJTB時刻表3月号より)。

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かつてのメインルート筑豊本線の原田方面は“原田線”と呼ばれていますが、今では桂川~原田間は1日に8往復しか列車が走っていない閑散路線です。

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次の原田行きは16時44分発。ちなみに1本前は14時28分発でしたので、どう頑張っても乗れませんでした。時間があったので駅ホームからも入れる駅の売店兼喫茶店兼クリーニング店の「コラボ倶楽部」でティータイム。豆大福となぜかコーヒーがセットでした。とっても安価で豆大福の味は一級でしたが、やっぱりコーヒーよりもお茶のほうが相性は良さそうで・・・。

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16時24分に原田からの列車が到着しました。キハ31形19番の単行です。

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これが折り返し16時44分の原田行きになります。

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駅のホームには段差に注意の表示。

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見ればキハ31形の乗降口はデッキ付き。嵩上げ前の昔のホームに対応しているのでした。確かにこれでは油断していたら転びそう。

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運転台は左前方の半室・・・と言うか1/3室!?。ワンマン運転用に料金表示器や収受機が設置されていました。

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定刻に座席数(38席です)の半分くらいのお客さんを乗せてゆっくりと発車。

キハ31形は昭和61年~63年に23両が製造されたディーゼルカー。ステンレス軽量車体に250馬力のエンジンを装備していますが、製造時の財政状況で運転台機器や液体変速機、台車は廃車発生品を使用しています。そのためか(はたまた線路規格の問題か)乗り心地は昨今の新鋭気動車とは一線を画す昭和的な感じ(!?)でした。

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上穂波を過ぎると本格的な登り勾配。

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さらに筑前内野駅を過ぎて次の筑前山家駅までの間がサミットになります。蒸気機関車ファンなら知らない者はいない聖地、冷水峠です。前後は急勾配と急カーブが連続して、サミットは延長3286mの冷水トンネルで抜けます。両駅間の営業キロは実に11.2km!。

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昭和40年代までD60やC55といったスポーク動輪を持つ蒸気機関車が補機を従えて奮闘したところ。現代のキハ31形にも難儀な様子でした。

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サミットを越えた途端、急にエンジン音が軽やかになって一気に加速。

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江戸時代には長崎街道がここを通っていて「九州の箱根」と呼ばれる難所だったそうです。

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カーブを転がり降りて来ると筑前山家駅。今では対向ホームは廃止されて線路も剥がされていました。

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筑前山家駅の次はもう終点原田駅です。原田線全線踏破はたったの28分。ちなみに原田は「はらだ」ではなくて「はるだ」。九州では田原坂「たばるざか」や新田原「しんでんばる」など、“原”は“はる”と発音する様です。ちなみに航空自衛隊の新田原基地は「にゅうたばる」。

原田駅には17時12分着。長いホームにたった1両の列車ではね~。

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原田駅は筑豊本線と鹿児島本線の本線同士が合流する駅ですが、意外に質素な佇まいでした。元の構内と思われる場所にはやはり駐車場と近代的なマンション。

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筑豊本線のホームの上屋はおそらく蒸気機関車の時代から変わってなさそうな雰囲気でした。

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跨線橋も懐かしい雰囲気。

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この跨線橋は20世紀から21世紀への掛け橋みたいな感じで・・・。

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やって来た鹿児島本線の上り電車はもちろん21世紀の電車でした。

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博多駅に戻って有名な屋台のラーメンで夕食にしようかと思いましたが・・・。

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豚骨スープを消化する自信が無かったのと、衛生面が憂慮されたため・・・。

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筑豊本線完乗の祝杯は、“河太郎”さんで呼子のイカで贅沢させて頂きました。

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祝杯とは言っても下戸なのでウーロン茶ですけど・・・。

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たった1日のことを長々とスミマセンでした~。

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