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猿橋

5月3日日曜日。晴れ。朝は15℃、日中は26℃。憲法記念日は行楽日和になりました。

今日から私も実質的なゴールデンウィークに入りました。今年は特に遠出の予定はありませんでしたが、あまりにも天気が良かったので急遽出かけることに。どこへ行っても混んでいそうなので、街中は避け、且つ普通列車で行ける範囲ということで、中央本線の“猿橋”まで行ってみることにしました。

まずは南武線で立川へ。

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南武線も首都圏を席巻しつつあるE233系が大半を占める様になりました。

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立川から中央線で高尾へ。高尾ではいつもの様にホーム上の巨大天狗が出迎えてくれました。今日は行動開始が遅かったので、ここでランチタイムに。駅前のラーメンショップ西海は近所ではあまり見かけない長崎ラーメンのお店でした。長崎南蛮冷やし麺は結構美味でした。

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高尾発13時02分発の甲府行きは211系長野色。昨年から115系置き換え用に中央本線に転用されて来ました。元々は1985年に登場した直流近郊型電車で、東海道線などで活躍していたお馴染みの電車です。

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高尾では既に115系の姿は見当たらず、211系ばかりになっていました。

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古参の115系は無くなってしまったのかとチョッと心配しましたが、途中で長野色の115系とすれ違いました。まだ僅かに残っている様でひと安心。

相模湖、藤野、上野原、四方津、梁川、鳥沢と各駅に停車しながら、鳥沢の先、長大な新桂川鉄橋を渡ると次が猿橋駅。

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猿橋駅には13時42分着。近代的な橋上駅になっていました。

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甲州街道を東京方へ徒歩20分ほどのところに目指す“猿橋”がありました。猿橋は国の名勝に指定されています。

上から見ると、普通の木橋に見えますが・・・。

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横ないし下から見ると、とっても珍しい構造。「甲斐の猿橋」は「岩国の錦帯橋」「木曽の桟」とならぶ日本三奇橋のひとつなんだそうです。

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谷が深くて橋脚が立てられないので、両岸から張り出した四層のはね木によって橋を支えています。現在の橋は1984年に架けられたもので江戸期の復元。

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斜めに出たはね木や横の柱の上には屋根が取り付けられていて雨による腐食から保護されています。

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長さ30.9m、幅3.3m、水面からの高さは何と31m!。

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橋の上から見下ろすと、深い谷底を流れる桂川(相模川)の水面が。

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橋の上は結構高いし、人が通ると揺れるので、高所恐怖症の私にはあまり居心地は良くありませんでした。

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橋のたもとではボランティアの方による手造りの紙芝居。演目は2題、橋の由来と国定忠治のお話しです。素人っぽい素朴な話しっぷりが良かったです~。

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7世紀に渡来人の志羅呼が、猿が体を支え合って橋を作ったことにヒントを得て橋を架けたという伝説があるそうで、近くの橋の欄干にはその様子が描かれていました。

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橋のたもとのお店で小休憩の後、午後3時前には駅に戻って来ました。

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次の電車は15時25分発の東京行きでしたので、30分ほどホームで過ごしました。使われなくなった向かいのホームは煉瓦造りでした。開通当時のものでしょうか。

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ゴールデンウィークのためか満席のE257系の特急「かいじ」が猛スピードで通過して行きましたが、ここは至ってのんびり。

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やって来た15時25分発の快速東京行きは、10両編成のE233系。都心の中央線を走るロングシートの通勤型ですが、都会とは車窓が全く違うので気分が違います~。

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途中で長野総合車輛センター所属の115系横須賀線色(略してスカ色と言います)とすれ違いました!。

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昨年スカ色で出場した車輛で、旧来の車輛ではありませんが、もはやスカ色に出会える事自体が奇跡。もしや見納めになってしまうかも!?。

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猿橋を発車した時には空席だらけだったE233系通勤型電車は、高尾に近付くにつれて帰宅するハイカーで次第に混雑。さらに高尾、八王子で大勢の方々が乗って来られて本来の都会の電車そのものに変身しました。夕方5時半過ぎには帰宅。明日は天気は下り坂だそうで・・・。

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