7月28日火曜日、29日水曜日はともに曇り時々晴れ。朝は27~28℃、日中は33~35℃。両日とも蒸し暑くて東南アジアの様でした。もっとも東南アジアには行ったこと無いですけど~(^^;。
クリニックは、暑さ続きのせいか食欲不振や全身倦怠感など、体調が優れない方がたくさん。それでも“熱中症です”なんてご自分で自信を持って診断を付けて来られた方は皆さん大丈夫、熱中症ではありません。時期的なものか健診の二次検査で来院される方がちらほら。
火曜日の昼は大和市医師会事務局で会計業務。終了後は直ちに帰院して他施設で読影を終えて戻って来た山積みの肺がん検診の結果判定作業。ひと山終わると次の山が・・・。正にわんこそば状態です~。
さて今日は26日日曜日の続きを。蒲須坂で臨時「北斗星」撮影後、早々に撤収して那須塩原駅へ。駅売店のおにぎりで朝食を済ませて9時01分発の「やまびこ205号」に乗り込みました。
仙台着10時06分。そこから10時16分発の「はやぶさ7号」に乗り継いで早くも八戸に11時26分には到着!。最高時速320kmの威力を実感しましたが、美しい車窓を眺めるには速過ぎです~。
30分後にはもう次の「はやぶさ」が・・・。約40年前に初めて北海道へ遠征した際、臨時寝台急行「八甲田51号」で一晩かけて吹雪の八戸に到達したことを思い浮べれば、正に隔世の感。その時には構内に八戸線で廃車になったばかりのC58型蒸気機関車が留置されていたのを覚えています。
まずは駅構内のホテルメッツ八戸内の食堂で腹ごしらえ(イカさし定食、930円!)。
その後ホームに降りて見れば、国鉄車両キハ40系3連が停車中。八戸線用でしょう。
東北新幹線全通後は、かつての東北本線は消滅。第3セクター方式で岩手県側の盛岡から目時までは「IGHいわて銀河鉄道」、青森県側の目時から青森までは「青い森鉄道」となっていますので、JR線は島状にポツンと取り残された八戸線だけ。
(JTB時刻表7月号より)
でも同じく取り残されたJR大湊線からのキハ110系2連が野辺地から八戸まで乗り入れて来て、あたかもJRメインの駅のような錯覚に陥ります。
かつては国鉄の優等列車が長大編成で発着していた長いホームに、たった2両で停車中の大湊線乗り入れ列車。
下の写真の電車が「青い森鉄道」の車両です。
さて今回ここまで来た目的は三陸海岸沿いの列車に乗ること。まずは八戸線に乗車です。八戸発12時22分の列車は週末のみ「リゾートうみねこ」車両を使用。
東日本大震災直後の2011年4月から運行されているキハ40系改造の3両編成です。う~ん、チョッとスタイリングは野暮ったい!?(失礼~)。
先頭の3号車のみ指定席。これに終点の久慈駅まで乗車します。
定刻12時22分に加速はゆっくりだけど重々しいエンジン音を発しながら八戸駅を後にしました。しばらくは意外に街中を走ります。
この車両で特筆すべきは大きな窓と1号車と3号車の回転式リクライニング1人掛けシートとハイデッキ構造2人掛けシートの配列。海を眺めるための車両なのです。
指定席は1人掛けシート側が埋まるくらいで、残念ながらガラガラ状態でした。
自由席の2号車は座面を畳敷きにしたボックスシートで、背もたれが高いので個室感覚。
高架線の本八戸の市街を抜けるといよいよ海が見えて来ました。
(JTB時刻表7月号より)
鮫を過ぎるとウミネコの繁殖地と金運のパワースポットの蕪島神社。
・・・種差海岸(たねさしかいがん)、大久喜(おおくき)、金浜(かねはま)、大蛇(おおじゃ)、階上(はしかみ)までが青森県。次の角の浜以降久慈まが岩手県です。
種市(たねいち)を過ぎてから海岸沿いを走ります。
空は曇ったり晴れたり。南東北の梅雨明けは正に26日当日でしたが、北東北は29日。そんな狭間の天候でした。
夏休み期間なのにほとんど泳いでる人が誰もいない・・・。
日射しが出て来ると海が急に青くなります。
どっかで途中下車して海岸でボーットしたい誘惑にかられます。
もちろん写真は走っている列車内から撮っております。
でも海から近過ぎて・・・。
津波の被害を受けた場所も少なからず。
それぞれの車両には津波警報が発令された場合のお願いや・・・。
八戸線避難口の表示が、忘れてはならない現実に気付かせてくれます。
終点の久慈駅に14時05分着。隣のホームには「TOJOKU EMOTION」が停車中でした。これは2013年10月から運行されているランチやデザートブッフェが楽しめるダイニング車両。こちらもいつか乗って見たいです。「ようこそ不思議の国の北アリスへ」のキャッチはなかなか攫みは良いでしょう。
久慈は世界有数かつ国内最大のコハクの採掘産地だそうで、意外に大きな街でした。立ち寄りたいところですが、乗り継ぎ時間はたったの5分なので、トイレに行く時間もありません。
長くなったので続きはまた後日~。
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