8月7日金曜日。晴れ。朝は29℃、日中は36℃。昨夜から未明にかけては29℃もあった様で、とても冷房無しでは眠れない日々が続いています。
夏休みまであと2日となった今日のクリニックは朝からかなりの混雑。休みに入る前に・・・なんて方がたくさん。薬を切らして駆け込んで来る方もちらほら。何故かこんなタイミングで高血圧の新患の方が数人いらっしゃいました。
診療終了後は税理士さんと打ち合わせ。休み前に片付けておかなければならない仕事が山積みです。こんなに辛いなら休みなんて要らない!・・・なんて昨年も書きましたが、もちろん冗談です~。
さてチョッと時間が経ってしまいましたが、今日は休み前に完結させておかねばならない7月26日日曜日の三陸行きの続きです。八戸から八戸線で久慈まで行き、そこから5分の乗り継ぎで三陸鉄道北リアス線で宮古に到着しました。
(JTB時刻表7月号より)
ここから山田線の盛岡行きに乗り継ぎます。宮古着15時47分で山田線は宮古発15時53分。やっぱり乗り継ぎが良過ぎて駆け足。待っていたのはキハ110系気動車の単行でした。1両なのにワンマン運転ではなくてチャンと車掌さんも乗務。
隣の2番線ホームには盛岡から到着したばかりの快速「リアス」が。あちらもキハ110系単行でした。ここから南側の山田線宮古~釜石間は東日本大震災の影響で現在も不通のままです。
本当はここ宮古で途中下車したいところでしたが、15時53分発の列車を逃すと次は18時10分発の終列車までありません。因みに1本前の列車は6時間以上前の9時34分発。何と盛岡と宮古を結ぶ列車は1日4往復(宮古発5時07分、9時34分、15時53分、18時10分)しかないので、不用意に途中下車などしたら大変なことになります。
乗車券は前もって相棒が買っておいてくれました。宮古から東京都区内まで9830円。
宮古を定刻に発車した単行列車は、北上山中から宮古湾へ注ぐ二級河川閉伊川(へいがわ)に沿って山中に分け入って行きます。山田線と閉伊街道(宮古街道、国道106号線)は、愚直なほどにこの閉伊川の蛇行に忠実に沿っているので、カーブと勾配が結構厳しい路線。線形は近代的な三陸鉄道とは対照的です。
車内はほぼ満席。でも1日に4本しか運転していなくて、しかもたった1両ですから、これくらい座席が埋まっていないとね~。
キハ110系は平成2年に登場した近代的な気動車。420馬力の強力エンジンを搭載していますので、古い国鉄型の気動車と違って力強く坂道を登って行きます。
20分ほどで茂市(もいち)駅に到着。茂市はひときわ大きな駅で有人駅ですが、2014年度の1日平均乗車人数は55人だったそうです。かつては岩泉線(2010年7月31日に災害により不通、2014年4月1日廃止)の分岐駅でした。
隣の腹帯(はらたい)駅もかつては島式ホームで交換施設があった様子。
更に人煙稀なる山中へ分け入って行きます。
線路には雑草が生えることもなく、コンクリート枕木も使用されていてメンテナンスは良好。
少し周囲の山の高さが低くなって来て・・・。
サミットの区界(くざかい)駅に到着。ここで列車交換のため6分停車。
乗務員も乗客もホームに降りて小休止。
立派な駅舎もあってここも有人駅ですが、2014年度の1日の平均乗車人数は2人(!)だったそうです。
ここが山田線の最高地点であると同時に東北地方で最高所に位置する駅。744メートルだそうです。
やがて宮古行きがやっぱり単行で登って来て・・・。
後から来たのに先に発車して行きました。
ここからは盛岡までは下り勾配。
(JTB時刻表7月号より)
次の浅岸駅と大志田駅は普通列車なのに通過!。この両駅は“秘境駅”として最近とっても有名になりました。下は現在書店に並んでいる「旅と鉄道」に掲載されていた浅岸駅ですが、周辺に人家は無く、列車は1日1往復しか止まりません。しかも2013年1月からは冬季は全列車通過!。このたびJRのなかでもっとも到達し難い秘境駅の第1位に輝きました。
(旅と鉄道、2015年9月号より)
そんな2駅通過で区界17時26分発で次の上米内には17時53分着。
そしてついに盛岡駅に18時08分到着。三陸から山田線をまわって盛岡へ戻って来ると、街の灯りが眩い感じ!?。
盛岡からは18時50分発の「はやぶさ・こまち32号」に乗り継ぎ。
新青森からの「はやぶさ」が先に到着して、後から到着した「こまち」と連結作業。
東京駅には早くも21時04分着。那須塩原に9時01分に乗ってからほぼ12時間乗り詰めの楽しくも辛い!?一日でした~。
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