9月25日金曜日は雨で終日20℃以下でしたが、翌9月26日土曜日は天気が次第に回復して24℃まで上がりました。天気が良かったシルバーウィークが終わった途端、秋が深まった感じ。
連休明けの週末のクリニックは連日朝から大混雑になりました。連休中にかぜをひいたり体調を崩したりした方がたくさん。この時期はもとより特定健診で予約は目一杯。そこに予約外の方がたくさん加わるとチョッと辛いことに。終日バタバタしておりました。
さて今日はシルバーウィークの続きを。23日水曜日に東京駅を朝7時36分発の「はやぶさ3号」に乗車。新青森で「スーパー白鳥5号」に乗り継いで13時42分に函館に着きました。“はるばる来たぜ函館~”の時代とは異なり、青函連絡船で“さかまく波をのりこえ”ることなく青函トンネルでいつの間にか上陸。
「スーパー白鳥5号」の対面ホームには乗り継ぐ13時54分発の「北斗9号」が待っていました。
特急「北斗」は函館~札幌間を函館本線、室蘭本線、千歳線経由で結び、昭和40年11月1日に函館~旭川間で運行を開始された歴史ある列車。現在は国鉄時代からのキハ183系気動車を使用する「北斗」が4往復、振り子式のキハ281系気動車を使用する「スーパー北斗」が5往復。
下の写真は国鉄時代キハ82系の頃の特急「北斗」(昭和53年3月撮影、再掲)。車両は変われど函館駅ホームの風情は驚くほど変わっていません。
現在の「北斗」は6両編成。シルバーウィーク最終日とあって車内は満席でした。
両タイフォン下の「130」の数字は最高速度130km対応改造車のしるし。
キハ183系の製造は1980年代。
何度か塗り替えられて厚化粧気味!?ですが、経年変化は隠しようもありません。
3号車はハイデッカーのグリーン車キロ182。
定刻に函館駅を発車。加速が悪い割に大きなエンジン音と振動が国鉄時代の気動車の醍醐味!?。
次の五稜郭に停車後、14時16分には大沼公園。駒ケ岳の美しい姿がクッキリ見えましたが・・・。
車窓から写真を撮るのはなかなか至難の技。
駒ケ岳は見る角度によって刻々と姿を変えていきます。
大沼公園の次の停車駅は森駅。全国的に有名な「いかめし」は夏場ならホームでも売っているそうですが、この時期はデパートの催事場での方が手に入りやすいかも!?。
ここからはしばらく内浦湾(別称、噴火湾)沿いを走ります。
直径50kmのほぼ円形の湾は静かで穏やか。
海岸沿いには人の姿をほとんど見かけません。
この「北斗9号」には新幹線以外では近年縮小傾向にある車内販売がありました。ここは応援のため(?)アイスクリームを購入。雪印かと思えばロッテでしたが、JR北海道のロゴ入り~。
八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭と順調に走って来ましたが・・・。
登別の手前で急停車!。シカが線路を横断したための非常停車でした。その後、登別、苫小牧と停車。苫小牧では日高本線用の気動車が停車中。
南千歳の手前で来春に廃止予定の寝台特急「カシオペア」とすれ違う頃にはだいぶ暗くなり、白樺林の中に夕陽が沈んで行きました。
最終的に17時36分到着のはずが約10分遅れで札幌に到着。
東京駅からの所要時間10時間+10分、乗車時間9時間18分+10分の“修行”でした。駅前のホテルにチェックイン後すぐに夕食を摂りに外出。札幌といえば・・・へへへ~。
翌日も早朝から活動予定なので今夜は早寝。
長くなって来たので、続きはまた後日~。
9月23日水曜日。晴れ。シルバーウィーク最終日も秋晴れに恵まれました。今日は早朝に家を出て東京駅へ。
東京駅新幹線ホームの顔ぶれもだいぶ変わりました。
今回乗るのは“緑”のE5系。7時36分発の「はやぶさ3号」です。盛岡まで「こまち3号」のE6系を併結。
今回は、来春の北海道新幹線開業を契機に激変するであろう青函トンネルの現状の視察!?を中心に、札幌までとんぼ帰りをする予定。
「はやぶさ3号」は快晴の中を最高速度320kmでダイヤ通りに北上。稲穂がだいぶ色付いていました。
新青森に早くも11時00分に着いてしまいました。
かつてはここまで一晩かけて来ていたのにね~。
新青森駅は青森駅の隣駅。奥羽本線に1986年に当時の国鉄によって設置された駅です。当初から新幹線と接続することを前提に設置されましたが、2010年12月4日に東北新幹線八戸~新青森間が延伸開業されるまで無人駅だったそうです。在来線ホームに降りると弘前方面からEF510牽引の奥羽本線の貨物列車がやって来ました。
ここからは11時30分発の「スーパー白鳥5号」青森経由函館行きに乗り継ぎ。11時19分に弘前方面からJR北海道の789系交流特急形電車が入線して来ました。
2002年12月1日に東北新幹線が八戸まで開業した際に、八戸で東北新幹線に接続して八戸~青森~函館間で運行を開始。2010年12月4日の東北新幹線全通で新青森発着になりました。2016年3月26日予定の北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業ではその役目を終えることに・・・という訳で、ここまで来た次第。
左下が普通車で4列シート、右下がグリーン車で3列シート。
発車後、新青森駅で調達した駅弁「わっぱめし」でランチ。隣の青森駅で方向転換のために13分停車。
隣のホームにはJR東日本の485系「白鳥」が停車中でした。現在同じルートを789系「スーパー白鳥」が8往復、この485系「白鳥」が2往復。
青森駅で小休止の後11時50分に発車。「津軽海峡線」に入ります。
「津軽海峡線」は青函トンネルを挟んで青森と函館を結ぶ線の愛称ですが、JR東日本の津軽線(青森駅~新中小国信号所)、JR北海道の海峡線(新中小国信号所~木古内駅)、江差線(木古内駅~五稜郭駅)、函館本線(五稜郭駅~函館駅)で構成されています。
「スーパー白鳥」「白鳥」は青森を出ると次の停車駅は蟹田。津軽線の終点三厩方面への乗り換え駅です。蟹田~三厩間は1日たったの5往復のローカル線。
蟹田を出ると海沿いを走ります。おそらく陸奥湾の出口あたりでしょうか。
蟹田の次の停車駅は青函トンネルを挟んで北海道側の木古内。
海沿いから竜飛に向けて内陸部に入ります。
本州と北海道を結ぶ貨物輸送量は多いようで、時折長大なコンテナ貨物とすれ違ったり追い抜いたり。
車内に備え付けの時刻表によれば、この列車の青函トンネル進入は12時32分頃のはず。
あれ、もう入ったか?と思ったら「大平トンネル」の表示。
次は「津軽トンネル」。線路を見れば既に新幹線の軌道が並走していますので、もう間もなくでしょう。
予定の12時32分になったので今度こそ!・・・と思ったら「大川平トンネル」、さらに「第1今別トンネル」、「第2今別トンネル」・・・。
そして「第1~4浜名トンネル」・・・。
まだ~??。
そしてついに「次が青函トンネル」の表示が!!。12時33分に青函トンネルに突入しました。あとは暗闇をゴォーゴォーと高速走行。トンネル内は最高速度140kmです。
全長53.85km。12時39分に竜飛定点を通過。そこから吉岡定点までの23.3kmが海底部分。
約25分かかって12時58分頃にやっと北海道側へ抜けました。やがて新幹線の高架線が離れて行き・・・。
海峡線と江差線の境界で道内最初の駅、木古内に到着。
ここから先の江差までの区間は2014年5月12日に廃止されたばかり。隣の津軽今別は本州側の海峡線の駅です。
木古内を過ぎると、穏やかな津軽海峡が見えて来ました。遠くに函館山の姿。
この区間、木古内~五稜郭間は新幹線開通時にJRから切り離されて第3セクターに移管される予定。
函館山が次第に近付いて来て、13時42分に終点の函館駅に到着。意外に大勢の乗客が下車して行きました。
下の写真は乗客を降ろして引き揚げて行く「スーパー白鳥5号」。在来線で青函トンネルを抜ける機会はおそらく今回が最後になってしまうことでしょう。
さて、ここから札幌行きの「北斗」に乗り継ぎますが、長くなって来たので続きはまた後日~。
9月21日月曜日。曇り時々晴れ。朝は19℃、日中は27℃。シルバーウィーク3日目もまずまずの天気。
今日も天気が良かったので、昨日に引き続いて街歩きに出かけました。今日は外苑あたりを逍遥することに。
銀座線の外苑前駅で下車して、まずは駅近くでランチ。アメリカ系のお店に入ってサンドウィッチをお願いしたら、やっぱりアメリカンサイズで明らかにカロリーオーバー。これは頑張って歩かないとね~。・・・という訳で、ランチ後はいちょう並木へ。
いちょう並木は歩行者天国になっていました。日なたは汗ばむ陽気でしたが、そぞろ歩きには最適な季節。
連休でもこのあたりはとっても静かでした。ベンチに座って本を読む人も。
路傍のヒガンバナは今が旬。そういえばお彼岸でした。
突き当たりを右方向、信濃町方面へ。絵画館周囲を廻る道路は自動車を通行止めにしてサイクリングコースになっていました。
しばらく進むと何やら大勢の人々が集まるイベントが開催されていました。THE TOKYO ART BOOK FAIR 2015とやらで、チョッと立ち寄ってみることに。
会場になっているのは京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス。
会場内には内外の出版社やギャラリー、アーティスト約300組が出展。すごい熱気でしたが、私とはあまり縁のない世界かも!?。
あまりの熱気に当てられて早々に退散~。
さらに北上すると、威風堂々の絵画館(正式には「聖徳記念絵画館」というのだそうです)。
以前にも触れたことがありますが、私の母校の都立青山高校はこのすぐ近所。冬場のマラソン大会前はこの絵画館を周回する道路をいつも走り込んでいました。下は絵画館のパンフレットの地図。
いつもこの前は通っていましたが、中には入ったことがありませんでした。今日は初めて中へ入ってみることに。
大正15年竣工の立派な建物内には、明治天皇ゆかりの壁画80枚が展示されていました(残念ながら中は撮影禁止)。歴史の教科書に載っていた有名な邨田丹陵の「大政奉還図」や西郷隆盛と勝海舟が向き合う結城素明の「江戸開城談判」の絵もここにあったんですね。灯台もと暗し~。入場には施設維持協力費500円が必要。
絵画館を出て西へ行けば今話題の国立競技場の工事現場。ここから新宿のビル群が見通せるのも今のうちかも。
神宮球場周辺にはたくさんのアオスジアゲハが舞っていました。食草のクスノキがたくさんあるからでしょう。
その後は銀杏並木を南下して外苑前駅へ戻りました。
大した距離ではないのに意外に足が疲れました。もう少し鍛錬しないとね~。
9月20日日曜日。晴れ。朝は19℃、日中は28℃。シルバーウィーク2日目は秋晴れになりました。
今日は昼から街歩きに。行先を決めずに電車に乗りましたが、車中で亀戸に行ってみることに決定。
亀戸駅を降りると、北へ向かう大通りは明治通り。蔵前橋通りとの交差点までの区間、亀戸十三間通り商店街は歩行者天国になっていました。
歩行者天国になっている割には歩行者の数は少なめ。蔵前橋通りとの角にはいり豆の専門店但元いり豆本店。創業90年だそうです。
蔵前橋通りを西へ進むと亀戸天神社・・・ですが、ちょっと通り過ぎてまずは甘味処の船橋屋さんへ。こちらの創業は1805年なので200年以上!。
着いたのは2時ころでしたが、行列が出来ていました。
本来なら名物のくず餅を食すべきでしょうが、チョッと胃もたれしそう!?。
気温が高くなったのでかき氷(9月末まで)も捨て難いか・・・などと考えているうちに順番がやって来ました。
入口側でお土産のくず餅を販売。奥がテーブル席。
店内は天井が高くてレトロな雰囲気。
結局、クリームみつまめと青梅かき氷(本来は8月末までの限定メニューだそうですが期間延長中)をお願いしました。
山盛りの氷のてっぺんに梅の実。甘酸っぱいシロップをかけながら食べますが、さっぱりと爽やかで暑い季節にはピッタリ。クリームみつまめにはくず餅も添えられています。
さて至福の一時を過ごしてから亀戸天神社へお参り。訪れるのは今回初めてです。
朱塗りの鳥居をくぐると心字池。太鼓橋が架かっています。
太鼓橋の上からは藤棚に覆われた境内が見渡せます。
意外に近くにスカイツリーの姿が。
心字池には亀がたくさん。
餌に集まる亀をこんなにたくさん見たのは初めてかも!?。チョッと多過ぎ~。
祀られているのは菅原道真で学問の神様。
今さらですが私めもチャンとお参りを済ませて来ました。
お参り後は蔵前橋通りをさらに西進。錦糸町駅近くには大きなショッピングモールとタワーマンションが出来ていました。
超近代的な街。昔の錦糸町のイメージは一新されました。
タワーマンション下の公園は連休らしく大勢の家族連れで賑わっていました。
ここではスカイツリーが小さく見えます~。
すぐ近くに半蔵門線の錦糸町駅がありました。遠くの知らない街まで来たつもりでしたが、やって来た電車の行先は中央林間。チョッと不思議な気分でした~。
9月18日金曜日。雨のち曇り。朝は17℃、日中は24℃。今朝は雷鳴とともに起床。テレビを点ければ昨日の朝7時54分に発生したチリ中部沖M8.3の地震に伴う津波注意報が発令されていました。
夕方には注意報は解除。岩手県久慈港で最大0.8mで、大事に至らなくて何よりでした。
今日のクリニックは夕方からとっても混雑。明日からシルバーウィークに突入する方が多いからでしょう。相変わらずかぜ症状や喘息症状の方が多めでした。
9月19日土曜日。曇り時々晴れ。朝は19℃、日中は28℃。シルバーウィークの初日は良い天気に恵まれました。行楽地に向かう高速道路は朝から渋滞。
本日未明に・・・。
後年、時間が経ってから真価が問われることでしょう。
今日のクリニックは朝から混雑。大型連休前や年末は何故だか久し振りに来院される方がちらほら。ずっと前から薬が切れていたのに急に心配になって来院される方が重なりました。診療終了間際は新患の方が立て続きました。
診療終了後は山積みのカルテとしばし格闘。特定健診の結果判定作業も今月一杯ですから堪能しないとね~!?。
9月16日水曜日。曇りのち雨。朝は18℃、日中は24℃。この2日やっと晴れたのに、今日はまた曇天に逆戻り。夕方には雨が降り始めました。
今日のクリニックはやっぱりかぜ症状の方が多め。咳や咽頭痛の方に混じって喘息の方がちらほら。昼休みは当クリニックビルのミーティングに引き続いて消防点検。夜は自院の会計業務や事務仕事。
本日JR北海道とJR東日本から来年3月での寝台特急「カシオペア」の廃止が正式に発表されました。おおよそ予想通りの展開。
写真は本年1月12日上野駅にて撮影。
残念、ううっ(嘔吐ではありません。嗚咽ですので念のため)。外は涙雨~。
9月17日木曜日。雨。朝は17℃、日中は18℃で終日薄ら寒い雨模様でした。一時は豪雨に。
今日は休診日。結構な雨降りでしたが、日中は二子玉川まで買物に出ておりました。夕方は神宮前で友人と待ち合わせ。
夕方になって小降りになっていましたが、人出は普段よりだいぶ少なめでした。
その後元麻布に移動して、友人が予約しておいてくれた和食の「東郷」さんで会食。
いつものように少量多品種の比較的ヘルシーな和食を堪能。
今度の連休中の悪だくみ(!?)の打ち合わせをして参りました。お店を出たのは夜9時過ぎ。雨はほとんど止みかけていました。
今夕、安全保障関連法案は参院平和安全法制特別委員会で可決。外は反対派の方々の涙雨~。
9月14日月曜日、15日火曜日はいずれも晴れ。朝は18~20℃、日中は25℃。湿度も低めで久し振りに清々しい秋晴れになりました。
週明けのクリニックは何故かとっても混雑。かぜ症状の方や喘息症状の方が多くなりました。先週までの悪天候の影響でしょうか。
月曜日午前9時43分には阿蘇山が噴火!。先日来の北関東の洪水に東京湾の地震、それに今度は噴火・・・。何だか日本全体不気味ですね~。
月曜日の診療終了後は医師会で会議。来年度の予算関連の打ち合わせでした。火曜日の昼休みは医師会で会計業務。その夜は大和市医師会内科医会講演会に出席。
今夜のテーマは糖尿病。講演をして下さったのは群馬大学教授の北村忠弘先生で、血糖値の調節に関与するグルカゴンに関連する最近の知見を基礎から臨床まで判り易く解説して下さいました。
さて今日はチョッと間が開いてしまった夏のスイス行きの続きを。8月12日はレーティッシュ鉄道ベルニナ線に乗ってイタリアのTiranoまで行って約2時間滞在。慌しく旧市街を巡って駅まで戻って来ました。写真の右側の列車が乗車する13時00分発のSt.Moritz行きの普通列車。左の凸型小型電気機関車で入換え中の車両は14時03分発のベルニナ急行用の客車。
なんとこの機関車は1911年製!。ブレーキの改良やパンタグラフの交換などの若干の改造を受けながらもほぼ原形のまま100年以上使われています。重量18トン。
Tirano駅を発車すると、しばらく道路上をゆっくりと走って市内を抜け、国境を越えてスイス領内へ。
来た時には駆け下りたオープンループも今度は登り。
鉄道模型で再現したら面白そうです。
Miralagoの駅から次のLe Prese駅までは美しいPoschiavo湖畔を走ります。
Poschiavo駅構内には機関区と車輛基地。カラフルな車輛たちが待機中。Tiranoで出会った凸型小型電気機関車もここの所属だそうです。
Poschiavoの街を下に見ながらグングン登って・・・。
氷河の見えるAlp Grüm駅(2091m)に戻って来ました。
あまりに天気が良いので、やっぱり次のOspizio Bernina駅で途中下車して隣駅のAlp Grüm駅までハイキングをすることに。
Ospizio Bernina駅はベルニナ線で最も標高が高い駅(2253m)。Lago Biancoの湖畔にあります。14:52着。
線路沿いを辿る道程は高低差の少ない初心者コース。最高地点を起点にしているので基本的には下りです。
夏とは思えない涼やかな風。爽快な白い道が続きます。
線路がバッチリ。こういう所で真っ赤な列車が来てくれると“絵”になるんですけどね~。
反対向きもなかなか良い感じです。でもこんな時には列車は来てくれません~。
しばらく行くと踏切を渡って白い道は線路に沿って進みます。
こんなところに放牧の馬が。厳しい真冬はどこで過ごしているのでしょう。・・・と、その時踏切の警報機が鳴り始めました。
何もこんなに線路に接近している場所で列車が来なくてもいいのにね~。
引きが取れない場所で湖は画面に入らず。
まあ、また景色の良い場所で遭遇する機会もあるでしょう。
気を取り直して、さらに歩いて行くと・・・。
湖の端まで来てしまいました。
ここからはチョッとした山道に。岩肌を縫う線路も良い感じ。ここでも列車が来ないかな~と思っていたら・・・。
その先のスノーシェッドの下でゴーッという列車の通過音がしておりました。とほほ~。
画面右に見えるのがスノーシェッドに覆われた線路。左が歩いて来た道です。
更に進むと景色が開けて、下方はるか奥にはPoschiavo湖。手前には麓の隣駅が見えました。
あんな下から登って来るなんてね~。
で、我々がめざすAlp Grüm駅は、このさきに見える山小屋の下方にあるはず。
歩みを進めて山小屋に辿り着くと・・・。
眼下にAlp Grüm駅、正面にはバリュ氷河。今日この光景は3度目。
駅まで下る傾斜が結構キツくて膝にきました。
Alp Grüm駅にも箱根登山鉄道寄贈の「アルプ・グリュム」の駅名票。カタカナだけではね~。
Alp Grümは標高2091m。
駅舎にはテラスのあるカフェ。下の写真の如きバリュ氷河が一望のもと。
Alp Grüm駅16時13分のSt.Moritz行きは、やはりたくさんのハイカーで混雑していました。
隣のOspizio Bernina駅でもまた大勢の乗客。
でも編成が長いので、座れないことはありません。
列車は軽快に下って行きます。
窓を開けているとチョッと寒いくらい。
乗務している車掌さんは2人。駅ごとにオレンジ色の箱を開けてなにやら操作していました。もしかしてタブレット(通標)の交換に相当するような単線区間の安全操作かもしれません。
小駅に小まめに停まりながら・・・。
16時52分に宿泊地のPotresina駅に着きましたが、このまま終点のSt.Moritzまで。17時11分着。街中のレストランで夕食。量が多いのに懲りていたので、ステーキをこれ以上小さく出来ないという量でお願いしました。それでも200g。
食後は夕景のSt.Moritz湖畔を歩いて・・・。
St.Moritz駅へ戻りました。
20時23分発のPontresina行きは終電です。
20時30分Pontresina着。
朝から晩まで運動部の“合宿”のような長い一日はこれで終わり。残りあと2日、続きはまた後日~。
9月13日日曜日。曇りのち晴れ。朝は21℃、日中は26℃。湿度が高めでジメジメした休日になりました。最近は休みの日に限って早朝覚醒!?。
そんな訳で朝から買物に。写真は駅への途中で見かけたコスモスの花と・・・。
ムラサキシキブ。秋らしい雰囲気を醸し出していましたが、実はどちらもご近所の鉢植えです~。
帰りがけに携帯ショップに寄って携帯を更新。左が2008年から今までの長きに亘ってお世話になっていたガラケー。表面はキズだらけになってしまいましたがコンパクトで丈夫で電源も長持ち。お気に入りでした。でもついに昨夜になって勝手に電源が切れる怪奇現象が頻発。
今回もガラケーで更新。電話とメールだけで十分で、別にスマホですることは有りませんから~。さすがに2008年からは機能が格段の進歩を遂げていましたが選択出来る機種は格段に少なくなってしまいました。
らくらくフォンもお勧め頂きましたが・・・。
9月11日金曜日。晴れ。朝は21℃、日中は28℃。台風18号くずれの低気圧による記録的な大雨は、茨城、栃木に大きな爪痕を残しました。
今朝は久しぶりに青空が広がりました。スジ状の雲はまるで秋のごとし。
電車内から見る川の光景は幻想的~。
天気が良い割にはクリニックは平穏で、大雨の時とあまり変わらぬ受診者数。久しぶりに晴れると逆に皆さんお忙しいのでしょう。
夜、いつもの様に夜なべ仕事をしてから帰宅しようと思ったら、小田急線は人身事故でダイヤが乱れていました。本厚木~小田原間で運転見合わせ中。ここのところ連日ダイヤ乱れに遭遇。とほほ~。
9月12日土曜日。曇り。朝は20℃、日中は27℃。朝5時49分に東京湾を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生。東京都調布市で震度5弱、大和市では震度4を観測。久しぶりに大きな揺れでビックリして飛び起きました。
小田急線は点検のため30分ほど止まっていた様でしたが、動き始めた後もしばらくは速度制限でノロノロ。
まだ6時17分の電車が来ない・・・。
朝の診療開始前、一日の中で一番仕事が捗る貴重な時間が無くなり、その分、診療終了後の一番仕事が捗らない時間に持ち越し。帰宅時間は平日とあまり変わらず~。
9月10日木曜日。雨。朝は22℃、日中は23℃。台風18号くずれの温帯低気圧に刺激された雨雲が関東で大暴れ。茨城、栃木で記録的な大雨になりました。鬼怒川では堤防が決壊して大変なことに~。
今日は休診日でしたが朝のうちは所用で外出。一旦帰宅後にランチは近くのファミレスで。午後からは所用で新宿へ。
昨日運転見合わせだった御殿場線は、今日は運転されているようで「あさぎり5号」はチャンと“御殿場行き”でしたが、常磐線沿線の大雨の影響で多摩急行は運休。
帰りは1000系の急行で帰宅。乗り合わせたのは1253F編成。どーでもいいことですが、1000系の中で6連の1252Fと1253Fは1989年の落成なので、車内の日本車輛の製造銘板には「昭和64年」の表記。1月1日~1月7日までの7日間しかなかった昭和64年。何となくありがたい感じ!?。
そういえば硬貨も昭和64年製は近年とんと見かけません。50円玉と100円玉以外は発行されているはずなので、どこかの箪笥や引き出しの中にしまわれているのでしょうか。
9月7日月曜日から9日水曜日まではずっと雨。朝は20~22℃、日中は22~26℃。極めつけは台風18号。
本日9日水曜日は、台風18号が10時過ぎに愛知県知多半島に上陸。中部地方を横断して石川県小松市付近を通過。日本海へ抜け、夜になって温帯低気圧になりました。御殿場線は朝から松田~御殿場間で運転見合わせになっていて、そのために「あさぎり1号」は珍しく秦野止まりになっていました(いつもは松田止まりです)。
クリニックは今週前半は天気が悪い割には忙しい日々でした。当地でも今日は豪雨に見舞われましたが、意外に患者さんの出足は衰えず。長靴にレインコートの重装備でいらして下さった方も。
診療終了後は相変わらず健診結果判定作業や紹介状、診断書、意見書書き。月初めは書類がたくさんです。昨夜は聴きに行きたい講演会がありましたが、山積みのカルテを放り出して出かける訳にもいかず・・・。
ところで今日は救急の日。
当院でも、AEDや蘇生用具一式、酸素ボンベ、薬品等は備えていますが、2001年の開業以来使用したことはありません。
AEDは使用しないまま2代目に代替わり。薬品も開封しないまま期限切れで廃棄処分に。勿体無いけれど“お守り”代わり。使わずに済んだことに感謝しなければなりません。
台風18号のせいか、救急の日の話題はテレビでも新聞でも見かけませんでした。
明日も台風一過とはいかず、まだ影響が残って雨が降り続く様子。猛暑でも日射しが眩しかった頃が懐かしい!?。
9月5日土曜日。晴れのち曇り。朝は21℃、日中は28℃。蒸し暑い週末になりました。
今日のクリニックはそれなりに混雑。土曜日はふだん会社勤めをしている方が多いので、地域でのつながりが薄いためか平日に比べて待合室は静か。熱の続く方はレントゲンを撮ったら肺炎でした。やはりマイコプラズマのようで・・・。
診療終了後は新宿へ。今夜は中学3年時のクラス会。献身的な永久幹事さん(!?)のお陰で年に1回定期的に開催されています。中学卒業からは既に40年(!!)。お互いまさかこんな風体になるとは当時は予想だにしませんでしたが現実は受け入れないとね~。なぜか先生だけが年をとらず生徒と判別し難くなって来ました。
さて今日は先日のスイス行きの続きを。レーティッシュ鉄道ベルニナ線に乗って国境越え。イタリアのティラノまでやって来ました。
駅構内にはレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道の箱根登山鉄道から贈られたカタカナの「ティラノ」の駅名板。でも日本語表記なので現地の方々には何が何だか判らないかも。
駅舎の外観はあっさりした感じで、まるで銀行みたい!?。
駅舎を出ると何だかスイスとは“空気”が違う感じ。
駅前広場には市内観光用の黄色い連接トレーラー。きっと後続のベルニナ急行の到着を待っているのでしょう。
そして写真左側、斜め横に隣接する黄色い建物がイタリア側のティラノ駅。
いや~、やっぱりイタリアンな外観です~。
構内に入ってみると、11時08分発のミラノ行きが出発を待っていました。
スイスの車両に比べると薄汚れた感じ。ここからミラノまで3時間ほどだそうで、このまま乗って行きたい衝動に駆られます。
ところで日本のガイドブックには、ティラノの記述はほとんど無し。あっても「観光名所と呼べるものは無い」とか「スイスから来たら駅前広場でイタリアンを食べよ」程度しか書いてありません。そこでイタリア側の駅構内にあったインフォメーションに立ち寄って市内地図を頂きつつアドバイスを頂きました。推薦して下さったのはSANTUARIO DELLA MADONNA DI TIRANO(?)とPALAZZO SALIS(??)の2ヶ所。どうやら前者は旧市街と反対方向のサンモリッツ方面とミラノ方面の街道の分岐点付近にある由緒ある教会のようで、後者は旧市街にある貴族の豪邸らしいのですが、両方を巡る時間は無さそう。そこでまずは旧市街へ向かってみることに。
街の人口は9000人ほどでこじんまり。住みやすそうな雰囲気。
街の中心部を流れるアッダ川の橋を渡ると旧市街です。
旧市街に入ると道路は石畳に。思ったより静かなのは観光地では無いからでしょう。
とりあえずPALAZZO SALISとやらを捜しますが見当たりません。周囲の人に尋ねても英語は通じませんでした。
辿り着いたのは路地裏の入口。
入場料は7ユーロ。スイスフランやカードは使えませんでしたが、そんなこともあろうかと少額のユーロを持っておりました。チョッと高額でしたが折角なので・・・。
驚いたことに音声ガイドに日本語もありました。
内部は贅を尽くした天井画が見事。
精緻な描写です。
最初はゆっくり音声ガイドに従って眺めておりましたが・・・。
誤算は意外に邸内が広かったこと、そして音声ガイドが懇切丁寧な説明だったこと。
ティラノでの滞在はランチタイムを含めて2時間くらいと考えておりましたので後半は駆け足!。あまりに速く戻って来た日本人に受付の方がビックリしておられました。すみません~。
外へ出てイタリアらしい路地裏を歩いているうちに・・・。
駅の方角が判らない!?。
でもアーチを抜けたら・・・。
アッダ川にかかる橋に出ました。
河畔を辿れば駅方向に。
ただ予想外に時間がかかってしまったので、レストランに入ってイタリアンを食べるだけの時間は無くなってしまいました。やむなくテイクアウトのピザを路上で頬張り・・・。
イタリア側のティラノ駅まで戻ってイタリアンジェラート。
構内には古そうなタンク機関車の姿がありました。動態保存機でしょうか。
早くも13時00分発のSt.Moritz行きに乗り込んでスイス側へ戻ります。
正味たった2時間のイタリアでした。
9月3日金曜日。雨のち晴れ。朝は22℃、日中は29℃。昨夜は一時激しい雨が降っていましたが、今日は青空が広がりました。
クリニックは朝からほどほどの混雑。連日涼しかったのに急に蒸し暑さが戻ったせいか、息切れやめまい、ふらつきなど、体調不良を訴える方が多数。かぜ症状の方もちらほら。長寿健診のためにと空腹で暑い中を歩いて来られたご高齢のご婦人は、ふらふらになって当院にたどり着きました。脱水症状で直ちに点滴。健診どころじゃありません~。
秋になるとよく見かける大きなカマキリに出会いました。体調は10cm強あるかも。
近付いたらギロッと・・・。「なんかご用~?」って感じでしょうか。
今日は東京都内では豪雨や竜巻が発生したところもあったようです。まだしばらくは不安定な天気が続く模様。
9月3日木曜日。曇り時々雨。朝は23℃、日中は29℃。
今日は休診日でしたが、天気は相変わらず優れず。日中は買物に出たり雑用をこなしたり。夕方になって思い立って狛江まで出かけて来ました。昨日帰宅時に駅で「狛江の発展と小田急線」という展示・講演会のポスターを見つけたから。
狛江駅に降り立つのはとっても久しぶり。狛江市の玄関口としての駅舎はとっても立派ですが、チョッと没個性的!?。
北口ロータリーを和泉多摩川側へ。駅前とは思えない鬱蒼とした森は昔のまま。
柵の間から中をのぞくと密林(!?)の中に水の流れも。名刹、泉龍寺の境内の続きでしょう。
会場はその森に隣接する泉の森会館2階ギャラリー。因みに1階はイタリアン、2階はカフェ、3階はホールになっていて、2階のカフェは地元の方々で賑わっておりました。
展示資料は決して多くはありませんでしたが、手作り感のある温もりを感じる展示会でした。昔の貴重な写真の数々やポスター、キップなども。地元の長老の方がわざわざ解説して下さいました。恐縮~。
9月5日土曜日には小田急ファンなら知らない人はいない生方良雄氏の講演会が開催されるそうです。9月7日まで。
8月31日月曜日から本日9月2日水曜日までは相変わらず天気が不安定で、まるで梅雨時の様な空模様が続いておりました。今朝の「あさぎり1号」は御殿場線内大雨のためJR松田止まり。でも昼前にはやっと久しぶりに青空が顔をのぞかせました。
8月31日月曜日のクリニックは診療開始時に予約外の方が11人!。気温が下がってかぜ症状の方が増えたのかと思いきや“8月中に”と考えた方が重なっただけ。9月に入った途端に診断書やら健診の二次検査やら介護保険の主治医意見書やらが増えたものの基本的には平穏を取り戻した感じでした。1日火曜日の夜は大和市医師会理事会。それ以外の診療時間外はひたすら健診結果判定作業。帰宅時はいつの間にやら秋の虫の声が賑やかになって来ました。
さてチョッと間があいてしまいましたが、今日は先日のスイス行きの続き。Davos2泊に続いてSt.Moritz近くのPontresinaに3泊。12日は天気が良くなったので、レーティシュ鉄道(Rhätische Bahn:RhB)のベルニナ(Bernina)線に乗ってイタリアのティラノ(Tirano)まで走破してみることにしました。この線にはベルニナ急行(Bernina Express)が走っていて「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」は2008年にUNESCOの世界遺産になっています。
氷河急行もベルニナ急行も、車輛がパノラマカーというだけで普通列車と併結されていて“世界で最も遅い急行”と揶揄されています。パノラマカーに乗るには前もっての予約が必要ですし、途中で予定を変更したりすることは困難なので、今回は最初から普通列車を利用するつもり。
夏とはいえ朝は気温が下がって寒いくらい。ホテルからは下り坂を徒歩10分ほどでPontresina駅。
通勤、通学客などは見当たらず、とっても静かな駅前でした。
駅構内には小さな車庫。ローカル然としていて良い雰囲気~。
左下の写真は反対ホームに停まっていた9時01分発のSt.Moritz行きですが、今回乗った9時04分Pontresina発のTirano行きも同じタイプの車両でした。
St.Moritz始発の列車は大勢のハイカーや観光客で混雑していました。前日に降りたMorteratsch駅を過ぎ、Diavolezza展望台へのロープウェイ乗り換え駅のBernina Diavolezza駅を過ぎると、車窓には大きな樹木が少なくなって来ました。
険しく切り立った山々には雪が・・・。もしかして氷河?。
そしてこの線のハイライト、Lago Bianco(ラーゴ・ビアンコ、イタリア語で白い湖の意)が見えて来ました。
確かに“白”が混じったような不思議な色。
そしてBernina線で最も標高の高いOspizio Bernina駅(2253m!)に到着。ここがサミットでこの先は基本的に下り坂。ここまでがロマンシュ語圏、ここから先はイタリア語圏。
湖畔の道は整備されたトレイル。帰りには体力が残っていれば途中下車して歩いてみたいところ。
乗車しているのは先頭の動力車ですが、後方に最後尾の客車が見えます。
Lago Biancoの湖畔をしばらく走って別れを告げると・・・。
間もなく次のAlp Grüm駅(2091m)。ここからも氷河が垣間見えます。
ここから急勾配、急カーブをどんどん下って・・・。
Poschiavoの街へ。
しばらく道路上を走ってから・・・。
紺碧のPoschiavo湖畔を走ります。
Brusio駅を過ぎると、Bernina線後半の名所、オープンループ線にかかります。
下手な写真で全容はとても判らないかもしれませんが・・・。
回転しながらずんずん高度を下げて行きます。
かなりの勾配を駈け下りる感じ。
ループの真ん中に立って昇り降りする列車を眺めてみたいところ。
ループ線を通過すると間もなくスイス領最後のCampocologno駅。国境を越えてTirano市内へ入ると道路との併用軌道をゆっくりと進みます。路面電車にしては長過ぎ~。
終点Tirano駅に11時00分に到着しました。Pontresinaから1時間56分の旅でした。
さてイタリアの田舎町を散歩してみようと思いますが、長くなってきたのでまた後日~。