8月31日月曜日から本日9月2日水曜日までは相変わらず天気が不安定で、まるで梅雨時の様な空模様が続いておりました。今朝の「あさぎり1号」は御殿場線内大雨のためJR松田止まり。でも昼前にはやっと久しぶりに青空が顔をのぞかせました。
8月31日月曜日のクリニックは診療開始時に予約外の方が11人!。気温が下がってかぜ症状の方が増えたのかと思いきや“8月中に”と考えた方が重なっただけ。9月に入った途端に診断書やら健診の二次検査やら介護保険の主治医意見書やらが増えたものの基本的には平穏を取り戻した感じでした。1日火曜日の夜は大和市医師会理事会。それ以外の診療時間外はひたすら健診結果判定作業。帰宅時はいつの間にやら秋の虫の声が賑やかになって来ました。
さてチョッと間があいてしまいましたが、今日は先日のスイス行きの続き。Davos2泊に続いてSt.Moritz近くのPontresinaに3泊。12日は天気が良くなったので、レーティシュ鉄道(Rhätische Bahn:RhB)のベルニナ(Bernina)線に乗ってイタリアのティラノ(Tirano)まで走破してみることにしました。この線にはベルニナ急行(Bernina Express)が走っていて「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」は2008年にUNESCOの世界遺産になっています。
氷河急行もベルニナ急行も、車輛がパノラマカーというだけで普通列車と併結されていて“世界で最も遅い急行”と揶揄されています。パノラマカーに乗るには前もっての予約が必要ですし、途中で予定を変更したりすることは困難なので、今回は最初から普通列車を利用するつもり。
夏とはいえ朝は気温が下がって寒いくらい。ホテルからは下り坂を徒歩10分ほどでPontresina駅。
通勤、通学客などは見当たらず、とっても静かな駅前でした。
駅構内には小さな車庫。ローカル然としていて良い雰囲気~。
左下の写真は反対ホームに停まっていた9時01分発のSt.Moritz行きですが、今回乗った9時04分Pontresina発のTirano行きも同じタイプの車両でした。
St.Moritz始発の列車は大勢のハイカーや観光客で混雑していました。前日に降りたMorteratsch駅を過ぎ、Diavolezza展望台へのロープウェイ乗り換え駅のBernina Diavolezza駅を過ぎると、車窓には大きな樹木が少なくなって来ました。
険しく切り立った山々には雪が・・・。もしかして氷河?。
そしてこの線のハイライト、Lago Bianco(ラーゴ・ビアンコ、イタリア語で白い湖の意)が見えて来ました。
確かに“白”が混じったような不思議な色。
そしてBernina線で最も標高の高いOspizio Bernina駅(2253m!)に到着。ここがサミットでこの先は基本的に下り坂。ここまでがロマンシュ語圏、ここから先はイタリア語圏。
湖畔の道は整備されたトレイル。帰りには体力が残っていれば途中下車して歩いてみたいところ。
乗車しているのは先頭の動力車ですが、後方に最後尾の客車が見えます。
Lago Biancoの湖畔をしばらく走って別れを告げると・・・。
間もなく次のAlp Grüm駅(2091m)。ここからも氷河が垣間見えます。
ここから急勾配、急カーブをどんどん下って・・・。
Poschiavoの街へ。
しばらく道路上を走ってから・・・。
紺碧のPoschiavo湖畔を走ります。
Brusio駅を過ぎると、Bernina線後半の名所、オープンループ線にかかります。
下手な写真で全容はとても判らないかもしれませんが・・・。
回転しながらずんずん高度を下げて行きます。
かなりの勾配を駈け下りる感じ。
ループの真ん中に立って昇り降りする列車を眺めてみたいところ。
ループ線を通過すると間もなくスイス領最後のCampocologno駅。国境を越えてTirano市内へ入ると道路との併用軌道をゆっくりと進みます。路面電車にしては長過ぎ~。
終点Tirano駅に11時00分に到着しました。Pontresinaから1時間56分の旅でした。
さてイタリアの田舎町を散歩してみようと思いますが、長くなってきたのでまた後日~。
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