9月5日土曜日。晴れのち曇り。朝は21℃、日中は28℃。蒸し暑い週末になりました。
今日のクリニックはそれなりに混雑。土曜日はふだん会社勤めをしている方が多いので、地域でのつながりが薄いためか平日に比べて待合室は静か。熱の続く方はレントゲンを撮ったら肺炎でした。やはりマイコプラズマのようで・・・。
診療終了後は新宿へ。今夜は中学3年時のクラス会。献身的な永久幹事さん(!?)のお陰で年に1回定期的に開催されています。中学卒業からは既に40年(!!)。お互いまさかこんな風体になるとは当時は予想だにしませんでしたが現実は受け入れないとね~。なぜか先生だけが年をとらず生徒と判別し難くなって来ました。
さて今日は先日のスイス行きの続きを。レーティッシュ鉄道ベルニナ線に乗って国境越え。イタリアのティラノまでやって来ました。
駅構内にはレーティッシュ鉄道と姉妹鉄道の箱根登山鉄道から贈られたカタカナの「ティラノ」の駅名板。でも日本語表記なので現地の方々には何が何だか判らないかも。
駅舎の外観はあっさりした感じで、まるで銀行みたい!?。
駅舎を出ると何だかスイスとは“空気”が違う感じ。
駅前広場には市内観光用の黄色い連接トレーラー。きっと後続のベルニナ急行の到着を待っているのでしょう。
そして写真左側、斜め横に隣接する黄色い建物がイタリア側のティラノ駅。
いや~、やっぱりイタリアンな外観です~。
構内に入ってみると、11時08分発のミラノ行きが出発を待っていました。
スイスの車両に比べると薄汚れた感じ。ここからミラノまで3時間ほどだそうで、このまま乗って行きたい衝動に駆られます。
ところで日本のガイドブックには、ティラノの記述はほとんど無し。あっても「観光名所と呼べるものは無い」とか「スイスから来たら駅前広場でイタリアンを食べよ」程度しか書いてありません。そこでイタリア側の駅構内にあったインフォメーションに立ち寄って市内地図を頂きつつアドバイスを頂きました。推薦して下さったのはSANTUARIO DELLA MADONNA DI TIRANO(?)とPALAZZO SALIS(??)の2ヶ所。どうやら前者は旧市街と反対方向のサンモリッツ方面とミラノ方面の街道の分岐点付近にある由緒ある教会のようで、後者は旧市街にある貴族の豪邸らしいのですが、両方を巡る時間は無さそう。そこでまずは旧市街へ向かってみることに。
街の人口は9000人ほどでこじんまり。住みやすそうな雰囲気。
街の中心部を流れるアッダ川の橋を渡ると旧市街です。
旧市街に入ると道路は石畳に。思ったより静かなのは観光地では無いからでしょう。
とりあえずPALAZZO SALISとやらを捜しますが見当たりません。周囲の人に尋ねても英語は通じませんでした。
辿り着いたのは路地裏の入口。
入場料は7ユーロ。スイスフランやカードは使えませんでしたが、そんなこともあろうかと少額のユーロを持っておりました。チョッと高額でしたが折角なので・・・。
驚いたことに音声ガイドに日本語もありました。
内部は贅を尽くした天井画が見事。
精緻な描写です。
最初はゆっくり音声ガイドに従って眺めておりましたが・・・。
誤算は意外に邸内が広かったこと、そして音声ガイドが懇切丁寧な説明だったこと。
ティラノでの滞在はランチタイムを含めて2時間くらいと考えておりましたので後半は駆け足!。あまりに速く戻って来た日本人に受付の方がビックリしておられました。すみません~。
外へ出てイタリアらしい路地裏を歩いているうちに・・・。
駅の方角が判らない!?。
でもアーチを抜けたら・・・。
アッダ川にかかる橋に出ました。
河畔を辿れば駅方向に。
ただ予想外に時間がかかってしまったので、レストランに入ってイタリアンを食べるだけの時間は無くなってしまいました。やむなくテイクアウトのピザを路上で頬張り・・・。
イタリア側のティラノ駅まで戻ってイタリアンジェラート。
構内には古そうなタンク機関車の姿がありました。動態保存機でしょうか。
早くも13時00分発のSt.Moritz行きに乗り込んでスイス側へ戻ります。
正味たった2時間のイタリアでした。
コメントする