3月27日日曜日。曇りのち晴れ。朝は7℃、日中は15℃。
今日は早朝に起床。相棒と待ち合わせて新宿へ。新宿7時00分ちょうど発の「スーパーあずさ1号」に乗車しました。
どこへ行くかって?。いえいえ今回はこのE351系電車の“走り”を堪能することが目的。
E351系は1993年(平成5年)12月23日に営業運転を開始。曲線区間でのスピードアップを可能とするために、JR東日本としては初めての制御付き自然振子装置を採用して、厳しい山岳路線である中央東線で最高速度130km/h、表定速度90km/h以上の俊足を誇って来ました。現在松本車両センター所属の12両×5本が活躍中ですが、既に後継のE353系が昨夏に登場して各種試験中。先が見えて来ました。今のうちに乗っておかないとね~。
新宿を出ると、日曜日の早朝で通勤電車があまりいないためか想像以上に俊足。高尾を越えるといよいよ振子装置の本領発揮。下は鳥沢駅の先に架かる新桂川橋梁の上から見た光景。
大月では富士急行に譲渡された元小田急ロマンスカーRSEの変わり果てた姿が・・・。
笹子トンネルを越えて甲府盆地に入ると、青空が広がりました。
小淵沢を過ぎると八ヶ岳の姿がくっきり。
チラッと旧線の鉄橋が見降ろせました。
上諏訪では一部単線区間が残存するため、列車交換のために少々停車。車両は既に115系の姿は無く、代わって東海道線から入線した211系が席巻していました。
岡谷からはみどり湖から塩尻へ抜ける短絡線を軽快に通過。松本には定刻の9時39分に到着しました。
さて所期の目的はこれで達成しましたが、このまま逆経路を辿って帰るのも芸が無いので、長野発名古屋行きの特急「ワイドビューしなの6号」に乗って名古屋へ出ることに。松本発は9時51分なので松本の滞在時間は僅か12分。
「ワイドビューしなの」の車両はJR東海所有の383系。1994年(平成6年)に試作車が登場し1996年(平成8年)6月から本格運用が開始された車両で、こちらもやはり制御付き振子式電車。「スーパーあずさ」と「ワイドビューしなの」の乗り比べ~。
“ワイドビュー”の名称は1号車側の前面展望のことですが、残念ながら名古屋へ向かう場合は最後尾になります。E351系に比べると、車内設備や乗り心地はこちらの方が良いかも!?。
中央西線には単線区間がたくさんあって、ポイント通過毎に減速を強いられるので表定速度は80km代半ば。速度面では「スーパーあずさ」に軍配が上がります。
車窓は島崎藤村「夜明け前」にあるように正しく「木曽路はすべて山の中である」って感じです。
塩尻を出ると木曽福島に停車。構内にはかつて木曽福島機関区に所属していたD51形蒸気機関車775号機の姿がありました。
次の中津川を過ぎ、多治見を出る頃には、山間部を抜けて見慣れた都会の風景に。
千種の次は終点名古屋。12時01分に到着しました。遠回りをして来た割には早く着きました。
名古屋駅では関東圏の東海道線では既に見られなくなった211系が健在でした。
まだ時間があったので、夕方まで名古屋に残る2件の鉄道模型店をはしご。最近は全国的にこの手の模型店が姿を消しつつありますが、時々関東圏には無い“お宝”に巡り合うことも。でも今回は残念ながら・・・。
名古屋発16時12分の「のぞみ132号」で新横浜まで帰って来ました。
今日は朝から日帰りとは思えぬほど電車に乗れて満足?。いえいえ、これしきでは!?。
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