4月4日月曜日も4月5日火曜日も雨のち曇り。月曜日は日中20℃まで上がって“春の雨”だったのに、火曜日は一転して12℃までで“冬の雨”になりました。毎年桜が満開になると天気が悪くなるような気がします。
週明けのクリニックは悪天候のためかとっても平穏。月曜日の午前中は特に酷い雨だったので、そのせいかとも思いましたが、雨が上がった午後からも同様。年度末はあんなにバタバタしていたのに新年度になった途端に・・・。
インフルエンザの方は今だにポツリポツリ。月曜日にいらっしゃったA型インフルエンザの方は学校の先生。新学期の出鼻をくじかれて、ひとしきり発症のタイミングの悪さを嘆いて帰られましたが、こればかりは致し方ないこと。 本日いらしたB型インフルエンザの高校生はお母様からの感染。こちらは潔く(!?)諦めていました。
さて少々以前の話になってしまいましたが、トラムウェイから発売になった国鉄8620形蒸気機関車の1/80モデルを整備しました。
8620形蒸気機関車は日本で初めて本格的に量産された国産旅客用テンダー式蒸気機関車で、1914年から1929年の間に国内向けに672両(その他に樺太向け15両、台湾向け43両、地方鉄道向け2両)生産された大正時代の標準機。
下の写真は京都梅小路に動態保存されている8620形8630号機の姿。
今回は4つのバージョンが発売されましたが、そのうちの原形キャブ、デフ付を購入。
同社の前作蒸気機関車C12形と同じく、中国生産のプラスチック製です。取り出して眺めてみると、古典的スタイルの実車の雰囲気を良く捉えていて、安価な大量生産品であっても侮れません。例によって細かい部品の取り付けはユーザーに任されています。
テンダー上の石炭もプラ成形済み。
取り付け部品はそれほど多くはありませんが、老眼の私にとっては試練。
でも予備部品が備わっているのでチョッと安心。
ナンバープレートは3種のみで、選択肢は少なめです。
大の門デフ(切り取り型除煙板の一型です)好きの私としては、この中からなら78627号機を選択する以外ありません。78627号機は新製配置から一貫して九州で活躍した門デフ機で、長らく豊後森機関区に在籍していましたが、最晩年の昭和46年に遠く青森の五能線管理所(弘前)に転属して2年弱活躍しました。残念ながらその際に門デフは僚機だった8630号機に移植されてしまいましたが・・・。
さて、この製品の大きな特徴は、煙突やヘッドライト、デフレクターの形を複数から選択出来ること。煙突を引き抜くと煙室扉が外せて、ヘッドライトも交換可能。
煙突は原形の化粧煙突と、後年多くが改造されたパイプ煙突の2種。晩年の78627号機はパイプ煙突でしたので、そちらを選択することに。一般的には原形の化粧煙突の方が人気はあるでしょうね~。
ヘッドライトは150W、250W、シールドビームの3種。やはり78627号機に合わせて250Wを選択しました。
ヘッドライトを交換し、フロントデッキのつかみ棒、連結器解放テコ、エアホースを取り付けたところ。
さらにテンダとボイラー周り用の梯子を取り付け。
コンプレッサー排気管・消音器を取り付けて・・・。
78627号機の門デフには、工場でクレーン引き上げの際に使用した小さな穴が前後に開いていますが、本製品では再現されていないのでドリルで穴開け。
チョッと大き過ぎました。それに位置も気に入りませんが・・・。
モデルスイモン製の“架線注意プレート”を取り付け。
正面から改めて眺めて見ると、デフのステーが肉厚過ぎるのが気になりますが、そこはプラですから・・・。
テンダーの石炭をはずすと、中には前灯、キャブ灯のオン・オフスイッチ。デジタルコントロールに対応出来るようにDCC用8ピンソケットも装着済みですが、当鉄道では無用の長物。
まあ、いつもの様に附属パーツを取り付けただけで、工作らしい工作はしていませんが・・・。
一応形は整いました。
今年の運転会での活躍を期待したいところ。
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