5月15日日曜日。昨夜京都入り。京都地方は朝のうちは晴れていましたが、午後からは雲が多めに。気温は朝から19℃ありましたが、日中は28℃まで上がってムシムシでした。
今日は所用で朝から動いておりました。用件が済んで京都駅へ戻ると例によって大混雑。チョッと辟易して一刻も早く京都から脱出することに。でもこのまま新幹線に乗って帰るのではあまりに勿体無いので、新幹線ひと駅分だけ在来線に乗って帰ることに。新幹線の京都の隣駅は米原です。在来線の東海道線は今は通称“琵琶湖線”と呼ばれているようですが、他所者のオジサンにはピンと来ません。
まずは新快速の野洲行きに乗車。山科、大津、石山、南草津、草津、守山、野洲の順に停車しながら新型電車は軽快に飛ばします。終点の野洲では各駅停車の米原行きに接続。近江八幡や安土など、途中下車したくなる駅名が並んでいましたが、結局米原の1つ手前の彦根で途中下車することにしました。彦根城を見て帰る算段。
彦根駅は立派な橋上駅でした。東側の近江鉄道の構内には旧型電気機関車がゴロゴロしているのが見えました。
保有両数は11両。すでに昭和63年には貨物輸送は廃止になっているので現役感はありませんが、これだけ並んでいると下手な博物館よりも壮観な眺めです。
4両のED14は、国鉄が東海道線電化開業時に輸入した大正15年(1926)米国ゼネラル・エレクトリック社製の60t箱型デッキ付電気機関車。現存していること自体が奇跡に近い~。
4号機は茶色に塗られて国鉄時代を彷彿させる姿。時折見学会が開始されている様なので、一度それに来てみなければなりません。
さてチョッと寄り道をしてしまいましたが、まずは駅の西側の彦根城を目指すことに。そう言えば「ひこにゃん」の地元でした。「ひこにゃん」のお陰で「彦根」のネームバリューが上がったかも!?。
徒歩10分ほどで立派なお濠や石垣、塀のあるお城の入口に到達。
観覧料は600円。やはり“お城”ですから、多少の石段は頑張らねばならない立地。でも石段を登るには今日は気温が高過ぎです。
元気なご高齢の方々に追い越されないように頑張りました。やがて上方に石垣が。ややっ、天守か!。いえいえまだ“山門”です。
さらに少し上がって天守前の広場に到達!。ここでも「ひこにゃん」がお出迎え。
国宝の天守は予想していたよりも小振りでした。
別名金亀城。1622年井伊直継築城。
現存12天守のうち、国宝は松本城、犬山城、姫路城、松江城とこの彦根城。私自身は今回の彦根城で国宝の天守は全て見たことになります。でも“高所”が得意ではないので、必ずしも天守のてっぺんまで上がってはおりませんけど~。
お城の一角からの眺望は良好。西側に見えるのはもちろん琵琶湖です。
東側には結構遠くに彦根駅が見えました。
汗が引いたところで来た道を引き返します。帰り道でも「ひこにゃん」は至る所に登場。
駅前まで戻ったところで、ボンネットバスに遭遇。もちろん車体には「ひこにゃん」。観光用とはいえボンネットバスが動いている姿を見るのは久方ぶりでした。
彦根駅では、米原行きを待つ間にも頻回に電車や貨物列車が通ります。
やはり日本の大動脈であることに変わりはありません。
米原駅までは一駅でしたが、米原での待ち時間が長め。それもそのはず、今では米原停車の新幹線は1時間に「こだま」と「ひかり」が1本ずつしかありません。猛スピードで「のぞみ」が何本も通過して行きます。
北陸本線へのメインルートだった頃の賑わいは、もはや全くありませんでした。
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