今日はこの夏休みのペルー行きの続きを。8月11日の夜に成田を飛び立ってテキサス州ダラス経由でペルーのリマへ。リマで1泊した後、翌朝にはリマからクスコへ向かいました。リマの空港は朝からごった返していました。
それもそのはず、クスコ行きの飛行機が通勤電車並みの頻度で!。
自分の乗る飛行機を間違えそうなくらいでしたが、LATAM航空のLA2047便クスコ行き9時15分発に搭乗。
LATAM航空はLAN航空とTAM航空が合併した新しい会社で、まだ機材の塗色はLAN航空のまま。南米全体を網羅しています。機材はA320。短時間のフライトにも拘わらず機内ではスナック菓子とインカコーラ。眼下には雪か氷で白くなった山岳地帯が見えて来ました。
やがて左手にクスコの街が見えて来ました。
かつてのインカ帝国の首都はアンデス山中の盆地。左旋回で滑走路に進入します。
クスコ国際空港は便数が多い割には小じんまりとした空港でした。標高は約3400m。
狭い空港は世界中からの観光客で混雑していました。おやっ、空気が薄くて小走りすると息が切れる!?。慌ててゆっくり歩いて深呼吸。
天気が良いので、まずはクスコ北西部の山の上にある遺跡へ。途中の山道からは眼下にクスコの茶色い街並みが一望。現在の人口は約30万人だそうです。
1200年頃にインカ帝国の初代皇帝が築いた都でしたが、1533年にはスペインからの侵略者ピサロによって支配されてしまいました。
インカの要塞跡のサクサイワマンには立派なインカの石組みが残っていました。
クスコは地震多発地帯ですが、高い技術に裏付けられた石組みは度重なる地震でもビクともしなかったそうです。
多数の角を綿密に組み合わせてあるので、多方向から揺れに襲われても崩れないのだそうです。
巨大な石をどうやって切り出して運搬したのか不思議ですね~。下右の動物はアルパカです。
遺跡内を一巡した後、クスコの街の中心部アルマス広場に面した“インカ・グリル”でランチ。ペルー料理は日本人にもしっくり。右下はペルーやボリビアなど南米でしか飲めないコカ茶。高山病予防になります。
店内に置いてあったペルーの食材。ジャガイモやトウモロコシ、豆は数えられないほどの品種が。
さてお店から出て、クスコの街の中心アルマス広場を散策。
大きな建物は1550年から100年かけて造られたカテドラル。
周辺には外国人観光客がたくさん。
街の造りはスペイン風です。
石畳の道路の真ん中の窪みは排水路。
裏通りのインカの石組みの中に・・・。
有名な“12角の石”を発見。カミソリの刃1枚すら通さないと言う緻密な加工。
どこまでも行ってみたいけれど、息は切れるし頭が痛くなって来るし・・・。まさか高山病!?。
来た道を引き返してアルマス広場まで戻って来ました。中央の大きな建物はラ・メルセー教会・修道院。
その前の路上には俯き加減の怪しげな人々が大勢。何とチョッと前にペルーでも配信されたポケモンGOに熱中する人達でした。ここでも・・・。
その後、インカ帝国時代は太陽の神殿だった場所に造られたサント・ドミンゴ教会・修道院へ。
インカの石組みの上にスペイン風の教会が。スペインに征服されなければどれだけ見事な建物が残っていたことでしょう。
さて今夜は高地順応対策でクスコより標高の低いウルバンバに宿泊する予定(それでも標高2800mありますが)。
チョッと長くなって来たので続きはまた後日に~。
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