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特急オホーツク

10月28日金曜日は曇りのち雨、10月29日土曜日は曇り、10月30日は曇りと、10月最後の週末は連日寒々とした冴えない天気になりました。特に金曜日と日曜日は朝は11~12℃、日中は14~15℃程度までしか上がらず、季節がまた一歩進んだことが実感されました。

気温がさらに下がった影響か、クリニックは喉かぜや咳かぜの方がたくさん。インフルエンザワクチン接種の方も多くて、終日混雑気味でした。

金曜日の夜は大和市医療センターで開催された社会保険診療懇話会に参加。お二人の先生から保険診療に関する講演を拝聴しました。

さて遅くなりましたが、今日は2週間前の北海道行きのレポートの続きを。写真は10月16日日曜日早朝の札幌駅北口側。

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少し離れて北大構内も見渡せました。

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今日は道内ほぼ全域で好天!。

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慌しく朝食を摂ってチェックアウト。札幌駅へ急行しました。今回の北海道行きの目的は特急オホーツクに乗車すること。特急オホーツク1号は札幌7時21分発の網走行きです。朝7時前にホームへ上がると、既にディーゼルエンジンの音が響いていました。

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車両は国鉄時代に製造された古いキハ183系気動車。

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先行試作車が1979年に製造され、その後1981年から量産された車輛です。中でも1983年までに製造された初期のキハ183形20両が高運転台非貫通構造のいわゆるスラントノーズ型。

下の写真は新製間もない頃の姿。函館駅にて撮影(再掲です)。

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現在このスラントノーズ型を恒常的に使用する列車はこの「オホーツク」のみになってしまいました。しかも札幌方の4号車のみ。側面から見ると、直線で構成された特徴的な先頭形状が良く判ります。

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編成は4両。国鉄時代の特急では有り得ない短さですが、昨今のJR特急ではこれくらい短いのが主流。因みに北海道内の特急ではサロベツの3両編成が最短。

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特急オホーツクは昭和47年10月に急行大雪の格上げで誕生。当時からヘッドマークのローマ字表記は伝統的にロシア語のOKHOTSKが採用されていましたが、他にロシア語表記の特急はありません。

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1号車は貫通ドアのキハ183。どことなくキハ82系の面影があります。

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さて、定刻の7時21分に札幌駅をゆっくりと発車!。最近の電車特急に比べれば加速は良くありません。でも一旦速度が出てしまえば軽快。旭川までは複線電化路線を飛ばします。沿線の水田では既に稲刈りは済んでいました。

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札幌を出ると岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、旭川の順に小まめに停車。かつての急行列車なみの停車駅数です。

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旭川には8時58分着。わがオホーツクは車両が古いせいか、同区間を走る新型気動車特急や電車特急に比べて10分以上時間を要します。

旭川を出ると新旭川で宗谷本線と分かれて石北本線へ。実は特急オホーツクは先日の水害で旭川以遠の区間が9月一杯まで不通になっていました。やっと10月1日から運転再開されたばかり。

石北本線は上川まで石狩川に沿って走りますが、岸辺には流木が堆積している場所もあって、水害の痕跡が至る所に。

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旭川駅を出て最初の停車駅上川駅は大雪山国立公園の層雲峡への玄関口。登山や観光に向かわれる方が多数下車されました。

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上川駅を出ると次の停車駅は白滝駅。白滝駅は今は隣駅になってしまいましたが、以前は間に5つも駅があった時代も・・・。

上川駅から白滝駅までの間には、かつて天幕駅(2001年廃止)、中越駅(2001年から信号場)、上越駅(1975年から信号場)、奥白滝駅(2001年から信号場)、上白滝駅(2016年廃止)の5つもの駅がありましたが、全て廃駅となってしまいました。そんな訳で上川駅~白滝駅の駅間営業キロは何と37.3kmに!。

下はJTB時刻表2016年4月号の地図。因みに駅名に付された※マークは2016年3月25日に営業を終了した駅。

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上川と白滝駅間には当線きっての難所である北見峠。車窓は次第に人煙稀なる風景に。

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上川駅から先は石狩川水系の留辺志部川に沿って峠道を登ります。

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先日北海道を襲った未曾有の豪雨で、この留辺志部川が氾濫して石北本線が不通になっていました。

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10月1日に仮復旧したものの、現場付近ではまだまだ復旧工事の最中でした。

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わが特急オホーツクも最徐行でソロリソロリとゆっくり通過。

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復旧工事現場を過ぎれば、勾配などものともしない軽快な走行。

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もと中越駅(2001年7月1日に旅客扱いを廃止)だった中越信号場を通過!。

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旭川紋別自動車道の近代的高架をくぐって、今度はもと上越駅(1975年12月25日旅客扱い廃止)だった上越信号場を通過。

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石北トンネルでサミットを越えると、あとは延々と下り勾配に。色付いた木々を間を縫って予想外(!?)の高速走行。

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やがて白滝駅に到着。周辺は特急停車駅とは思えない風景。上川駅発9時40分で白滝駅着10時18分ですから一駅間の所要時間が38分!。地元の方がお一人下車。

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白滝駅を出て丸瀬布、瀬戸瀬を過ぎる頃には、少しずつ周辺が開けて来て、畑や牧草地が見えるようになりました。

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10時51分に遠軽(えんがる)駅に到着。ここで進行方向が変わります。1989年5月1日までは廃止された名寄本線との接続駅でした。

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遠軽では4分停車。車内では一斉に乗客たちがシートの方向転換作業。

ちょっと長くなって来たので、続きはまた後日~。

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