さて今日は先週19日日曜日の続きを。前日18日土曜日の夜に富山入り。翌朝ホテルの窓から見た新しい富山駅。画面右下に見えるのが昨夜環状線を一周乗ってみた路面電車の軌道です。
反対方向に目を向けると東側へ延びる新幹線の高架線。
さて、今回なぜ富山に泊まったかというと、金沢で開催されている第81回日本循環器学会学術集会に参加するため。
日本循環器学会は会員数約2万6000人の日本でも有数の学会。例年はコンベンション施設の整った仙台、横浜、京都、大阪、福岡などの大都市圏で開催されていましたが、今回は2年前の新幹線開業も相俟ってか規模の大きくない中核市(人口規模で言えば34位)の金沢市で開催されることに。春の連休に人気観光地でこの規模の学会が開催されれば宿泊施設が不足するのは明らかで、主催者側では早くから周辺の加賀温泉や福井、小松、白山、高岡、富山、魚津などの近隣都市に分散しての宿泊を呼び掛けていました。そんな訳で学生時代に黒部を訪れる際に泊まって以来縁の無かった富山に泊まってみることにしたのでした。
富山からは学会専用の無料シャトルバスが運行されていましたが、会場までの所要時間は1時間15分。新幹線なら所要時間はたったの22分ですし、やはり“鉄”としてはここは新幹線を使わねばなりません。富山7時51分発の「つるぎ707号」で金沢8時13分着。日曜日の早朝のこととて、乗客の8割以上が同業者とお見受けしました。
下の写真は金沢駅東口側の“おもてなしドーム”
そして金沢の新名所になった感のある“鼓門”。
おもてなしドームの天井には学会の垂れ幕も。
会場は金沢駅周辺のホテルや商業施設、石川県立音楽堂など、10か所に分散。
おもてなしドームの地下イベント広場全体が学会の受付になっていました。まずはここで受付と専門医の単位登録。
循環器専門医資格更新は5年ごと。学会に参加して研修を受けることが義務付けられています。
タイムテーブルを見ながらあちこちの会場を巡りながら聴講。駅周辺はスーツ姿の同業者で大混雑でした。
石川県立音楽堂の立派なコンサートホールがメイン会場。初日には高松宮妃を迎えて開会式があったそうです。
3日間の学会期間に多くの特別講演やシンポジウム、教育セッション。それに一般演題が2479題!。
会場の中でも今回特筆すべきは金沢フォーラスの会場。ここは本来イオンシネマのシネコン。シネコンが会場になるのは前代未聞!?。
連休なのに9スクリーンのうちの7スクリーンを占拠するなんて一般の方々に申し訳ない感じ。でも静粛性と音響、さらにシートの座り心地は抜群!?。
朝から夕方まで頑張って勉強して参りましたが、流石に疲れました。
夜は隣接する白山市内で4人で会食。美味しいものを頂きました。えへへ~。
当日の地元の北國新聞には見開きの広告記事。金沢繁華街「ドクター特需」なんて見出し記事も。
最終的に参加人数は約1万3000人、海外からも400人を超える参加があったそうです。その経済効果たるや計り知れないものが!?。
来年は大阪です~。
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