8月28日月曜日。晴れのち曇り。朝は22℃、日中は30℃。朝は爽やかな風にビックリ。急に涼しくなって否が応でも夏の終わりを実感させられます~。
今日のクリニックは朝から混雑。気温の変化が大きくなると体調の悪い方が途端に増えます。診療時間以外はひたすら健診結果の判定作業。あと1ヶ月の辛抱です~。
さて本日は7月の九州行きレポートの最終回を。いつの間にか1か月以上経過してしまいました。前回は7月17日新八代から乗車した「おれんじ食堂」が水俣駅を発車して肥後の国と薩摩の国の境を超えたところまででした。
薩摩に入るとしばらく田園地帯を軽快に走って・・・。
出水駅に到着しました。ここには肥薩おれんじ鉄道の車両基地が。
出水は鶴の飛来地としても有名なところ。ホームにも鶴の姿。
新幹線駅として駅舎は立派。
でも肥薩おれんじ鉄道が使っている部分は片隅のここだけ。
駅前にはC56形蒸気機関車が静態保存されていました。
かつては栗野~水俣間の山野線(昭和63年2月廃止)に吉松機関区のC56形が、川内~薩摩大口間の宮之城線(昭和62年1月廃止)に鹿児島機関区のC56形がそれぞれ運用に就いていましたが、その真ん中に当たる出水はC56形とはあまり縁が無さそう。
下は参考までに古い鉄道路線図。
出水機関区にはD51形しか配置されておらず、C56形の配置はありませんでした。そもそも92号機は宮崎機関区の配置でした。
それでも92号機は栄えあるお召列車の牽引機。つべこべ言わずに保存されているだけでも喜ばなければいけません。
青、赤、黄色を使ったカラーリングはチョッと??ですが、保存状態は悪くありませんでした。
ちなみに下の写真は私が撮った宮崎駅構内で入れ替え作業中の92号機。近くに来てくれなくてこんな遠い写真しかありませんが・・・(昭和47年11月撮影)。
さて出水を発車してからいよいよランチタイム。
地元出水市の農園レストラン「三蔵」さんによる地元食材に拘ったメニュー。
移り行く車窓を眺めながらの食事は最高。食事が始まってからは列車はゆっくり走行してくれています。
やがて列車は阿久根駅に到着。
ここも水戸岡デザインの駅。待合室や・・・。
レストラン、出札口も木を多用。
駅舎内に図書館まで!。
下は駅の外観。元は昭和24年に竣工した木造駅舎。
改修されて2014年5月に新装開業しました。
そして駅前にはかつて寝台特急「なは」で使用されていた寝台客車オハネフ25 2209とオハネフ25 206。
かつては宿泊施設として使われていたようですが、今は財政難で閉鎖になっているようでした。
私自身は、かつて熊本で学会があった際に飛行機で帰る同僚を尻目にわざわざ京都まで乗って帰った車両です。
さて阿久根を発車すると、メインディッシュ「いずみ鶏の蒸し焼き」が出て来ました。
列車は途中の小駅構内のはずれで停車。ちょうど海が見える場所です。
揺れない車内でゆっくり食事を・・・という心遣い。
停まっている間に後続の普通列車が追い抜いていきます。
そしてデザート、食後のコーヒーまで堪能。
海は南下するに従って更に青くなったような気がします。
そして最後の停車駅が薩摩高城(さつまたき)。無人駅ですが、やはり地元の方が名産品を準備して出迎えて下さいました。
希望者は乗務員の方が先頭に立って遊歩道を海岸まで散策。
しばし夏の海を眺めながら海風に当たっておりましたが・・・う~ん、やっぱり暑い!。
14時19分に終点川内駅に到着。新八代を10時08分に発車してから実に4時間11分にも及ぶ行程でしたが、飽きの来ない列車旅でした。
川内からは九州新幹線で博多へ。そして福岡空港から羽田空港へ戻って来ました。
下はおれんじ食堂の乗車証明書。
そして現地で消費し切れずに、結局自宅まで持って帰ったお土産品の一部です。
海の日の連休の九州行きのレポートはやっとこれでおしまい。
次からは今更ながらお盆休みのレポートをお届けします~。
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