7月1日日曜日。晴れ。朝は25℃、日中は31℃。梅雨が明けて最初の日曜日は夏らしい一日になりました。
昨日北杜市オオムラサキセンターのホームページを見たら、オオムラサキの羽化が例年より1~2週早めにピークを迎えているようでしたので、急遽出かけることにしました。オオムラサキはご存知のように日本の国蝶に指定されている大型のタテハチョウの一種。年に1回この時期だけ成虫が見られます。
朝8時ちょうど発の「スーパーあずさ5号」は昨年まではE351系振子式特急電車でしたが、今回からは後継のE353系になりました。未来的な風貌の車両です。
隣のホームの「ホリデー快速富士山」も昨年は国鉄時代の生き残り189系でしたが、今回はE257系500番台になっていました。
新車になって乗り心地は良くなりましたが、残念ながら速くはなっていません・・・。
甲府には9時28分着。4分の待ち合わせで211系の9時32分発小淵沢行きに乗り換えて日野春には9時59分着。途中の竜王駅では最近見かけることが少なくなったスイッチャーの姿を捉えることが出来ました。
日野春駅に最初に降りたのは高校生の頃。以来幾度となくオオムラサキを見に訪れていますが、駅舎の佇まいは変わらぬまま。
今日は残念ながら南アルプスも八ヶ岳も雲がかかっていました。
若い頃は近隣を歩き回って自然のオオムラサキを探し歩いていましたが、近年は体力の衰えもあって(?)特に北杜市オオムラサキセンターが出来てからというもの、もっぱらそちらにお邪魔するようになりました。
北杜市オオムラサキセンターは本館・森林科学館・生態観察施設「びばりうむ長坂」の3つの施設。
さらに施設の周囲に約6haのオオムラサキ自然公園が広がっています。
まずはともあれ、鉄骨ネット張りの生態観察施設「びばりうむ長坂」へ。
中に入ると、たくさんのオオムラサキが乱舞していました!。
上空を滑空する姿は写真にはなかなか撮れませんが大丈夫。オオムラサキは花には目もくれず雑木林内の樹液に集まって来るので、撮影するだけならさほど苦労しません。ただなかなか翅を開いてくれないので根気は必要かも。
クヌギの樹液の出る場所はオオムラサキたちでラッシュ状態~。
青紫の部分が無くて大型の右側の個体がメス、青紫の部分があって小型の左側の個体がオス。
一般的には青紫の部分があるオスの方がちやほやされていますが・・・。
メスの方がシックで美しいかも!?。
一対の赤の斑点がチャームポイント。
裏面の色調は産地によって差異があるそうです。
食草はエノキ。梢を探してみると丸々と太った幼虫の姿が(苦手な方にはご容赦下さいませ~)。
下の写真は連れがスマホで撮った写真。顔つきは意外に可愛い!?。
周囲にはたくさんの蛹。まだしばらくは成虫の数が増えそうです。
下は羽化が始まった蛹。
おや、こちらはナナフシムシです。
ひとしきり堪能して、昼前には撤収。日野春駅では新宿~小淵沢間で土曜・休日を中心に運転されている215系による「ホリデー快速ビューやまなし」に遭遇。1992~1993年の製造ですから、そろそろ行く末が心配な車両です。
11時41分発の高尾行きは来た時と同じ211系6連。
帰りも竜王でスイッチャーに挨拶。
甲府駅構内新宿寄りには最近茶色に塗り替えられたばかりのEF641052が待機していました。
甲府駅で途中下車してランチ。チョッと迷いましたが、やはり暑い時こそ甲州名物“ほうとう”でしょう。・・・でも暑い!。
甲府発14時09分発の「スーパーあずさ18号」で新宿着15時33分。
大勢の人でごった返す日曜夕刻の新宿駅は、眩暈がしそうに暑いのでした~。