さて今回は夏のスリランカ紀行の最終回を。
8月13日月曜日はキャンディ郊外のペラデニア駅から約4時間。ナーヌ・オヤ駅で下車して紅茶の産地ヌワラエリアの茶畑や紅茶工場を見学。
その日は古い紅茶工場を改装した個性的なホテルに宿泊。工場で使用していたエンジンも決まった時間に動きます。豊富な種類の紅茶が飲めるのもここならではでしょう。
熱帯とは言っても標高1800m越えの高原地帯。夜は冷えてヒーターをつけて毛布にくるまって寝ました。明けて翌8月14日火曜日も雨。こんな気候がお茶の栽培に適しているそうで・・・。
今日は道中お茶畑を眺めながら首都コロンボを目指します。
見渡す限りお茶畑。
茶摘みは基本的に女性の仕事だそうですが、稀に男性の姿も。働いているのは南インドからイギリス人によって連れて来られた人々で、ヒンドゥー教徒が多いそうです。
水が豊富で至る所で大小の滝が見られます。
ここでは機械化は難しそう。茶摘み作業は人海戦術です。
コロンボへ向けて移動するにつれて標高が下がり気温が上昇。寒いくらいの高原から高温多湿の熱帯に戻って来ました。川の流れも緩やかに。
首都コロンボは開発が急ピッチで進む活気溢れた街でした。
海岸沿いでは大規模な港湾施設の開発やホテル建設工事が急ピッチ。
これは中国の一帯一路構想に基づくもので中国資本が投入されましたが・・・。
中国債務の返済に窮したスリランカは“借金のカタ”に中国側に港の管理会社の株式の70%を99年間譲渡することで合意せざるを得ない事態に。先行きが案じられます~。
もちろん昔からの東南アジアらしい雰囲気の場所も。
市内のあちらこちらに仏教寺院があるのは他の街と変わりありません。
下はヒンドゥー教寺院。残念ながら閉まっていて中は見れず。
そしてスリランカを代表する建築家ジェフリー・バワが設計したレストランはとってもお洒落でした。
空港へ向かう前に海岸を散歩。
もちろんここはインド洋です。
スリランカ航空のコロンボ19時15分発UL0454便で一路成田へ。
成田到着は朝7時35分。着陸直前、上空から見た九十九里海岸はインド洋より青い!。
成田空港ではANAのスターウォーズジェットの出迎えを受けました。
そしてやっぱり日本の方がスリランカよりも暑いのでした~。完。
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