実は私は幼いころからの“鉄”で(何を今さら!?)、若い頃は夜行列車に身を委ねて全国津々浦々を“乗り鉄”、“撮り鉄”しながら旅をしておりました。ところがもはや夜行列車は絶滅寸前。止む無く近年は飛行機を利用して“乗り鉄”、“撮り鉄”に出かける機会が多くなって来ました。でも元々飛行機は見るのは好きですが正直なところ乗るのは少々苦手。学会出張でも国内であればいくら遠くても鉄道を利用していた時代の私をご存知の方は、昨今のように飛行機を頻回に利用していることに驚かれているかも知れません。背に腹は・・・ということです。
飛行機に乗るたびに以前から気になっていたのがマイレージ上級会員の存在。旅先で知り合った先達の方にそそのかされ(!?)、まずは書店でバイブルを2冊調達してみました。
どうやらJALの場合は50,000 FLY ON ポイント、もしくは15,000 FLY ON ポイント+50回搭乗でサファイヤ会員の資格が頂けるようです。昨年の自分の実績を見ると、利用航空会社を一本化して頑張れば到達出来そう。でも大金を投資するのは勿体ない・・・ということで、15,000 FLY ON ポイント+50回搭乗を目指すことにしました。
バイブルの中に紹介されていたのが、11月~3月に催行されるJALPAKの「跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング2・3日間」というツアー。短距離飛行を数多くこなす(2~3日で8~16回のフライト)乗るためだけのツアーで、行程に観光的要素はほぼ有りませんが格安にフライト回数を稼ぐには打って付け。小型機で離発着を繰り返すのは正直怖くて私には苦行ですが、意を決して・・・。
1月13日日曜日。雲のち晴れ。朝は6℃。早朝5時代の羽田空港第一ターミナルはさすがに人影疎らでした。無人の出発ロビーを初めて見たかも!?。
ショップも全て閉まっていて、この時間の食料調達は困難。
今回最初のフライトは6時15分の303便福岡行き。
まだ真っ暗な中、待機する飛行機はボーイング767-300でした。
さすがに日曜日の早朝便とあって空席が目立っていました。
離陸するとすぐに上空の雲を抜け、まだ夜明け前の雲上へ。
眼下には時折雲の切れ目から雪山の頂が。
陽が昇って来るに従って空が徐々に明るくなり・・・。
峰々が朝日に輝き始めました。
下の写真は山口上空で画面上方は日本海です。
九州上空は暑い雲に覆われていました。
揺れながら雲の中を降下。
雲の下まで降りて来るとやがて“海の中道”が眼下に見えて来ました。画面右上が志賀島。
福岡市街地の上空を通過して着陸。
福岡空港には8時15分着の予定が5分早着。雨で気温は10℃。上空には虹がかかっていました。
さて次は福岡発9時30分発のJTA(日本トランスオーシャン航空)53便で沖縄那覇へ向かいます。
機種はボーイング737-800。
福岡の街の上空を旋回して・・・。
八代、鹿児島上空を通って洋上へ。
残念ながら航路上は一面の雲に覆われていました。
与論島上空を過ぎて降下を始めた頃からやっと雲が途切れ始め、雲の隙間から島々が時折姿を覗かせるようになりました。
沖縄本島の南岸を右手に見ながら・・・。
南端を回り込んで那覇空港にアプローチ。
市街地でも海の青さが本土とは全く違います。
沖縄那覇には予定の11時20分よりやや早着。晴れで一気に気温が上がって21℃でした。
近くにはJTAのオリジナルペイント機“さくらジンベエ”の姿が。
出発ロビー内の売店でそそくさと沖縄そばと紅芋ソフトでランチを済ませ・・・。
今度はいよいよプロペラ機で沖永良部島へ飛びます。
でもチョッと長くなって来たので続きはまた後日に~。
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