さて今日はだいぶ間があいてしまいましたが、夏の旅行記の続きを(前回は9月12日でした)。
8月12日の早朝便でフィンランドのヘルシンキからリトアニアの首都ヴィリニュス入り。夜は市内のレストランへ。
梨とゴートチーズのタルタル、パイクパーチのフィレ・クリームレモンソース・・・。
そしてブルーベリーアイス。遅くなってもまだ明るいのが嬉しい~。
食後は夜10時まで開いているスーパーマーケットを覗きに。朝4時から動いているので長~い1日でした。
8月13日の朝は残念ながら雨降りでした。例によって旅先では時差に関係なく早朝に覚醒してしまうので、人気の無い雨のヴィリニュスの街を一渡り散策。
日中の賑わいがウソの様です。
さて朝食後はリトアニア第2の都市カウナスへ。第二次世界大戦中にはリトアニアの暫定首都となっていた街です。
まずは杉原記念館へ。ここは第二次世界大戦中に杉原千畝が領事として勤務していた旧日本領事館。
ナチス・ドイツがポーランドに侵攻した際に、ポーランドに住むユダヤ人に対してシベリア鉄道経由での亡命を助けるためにビザを発給。6000人以上の命を救ったそうです。
当時の執務室がそのまま。写真や資料が展示されています。
その後カウナスの旧市街へ。
カウナス城はドイツ騎士団の侵攻に備えて建造された要塞。
旧市庁舎は18世紀のバロック様式の建造物です。
チョッと覗いた近くの聖ペテロ&パウロ大聖堂の内部は見事でした。
その後ヴィリニアウス通りを散策。
カフェやレストラン、土産物店などが並んでいました。
途中のレストランでランチ。階下へ降りるとなかなか良い雰囲気でした。
ビーツの冷製スープとツェペリナイというジャガイモの中に挽肉の入ったリトアニア料理を頂きました。
なかなか美味でした。
さて午後からはひたすら北上してシャウレイという街へ。道中延々と続く広大な風景は北海道に似た雰囲気!?。
途中日本ではなかなかお目にかかれないコウノトリの姿を何度も見かけました。
目指すはシャウレイ近郊にある「十字架の丘」。まずは近くの土産物店で十字架を購入して願い事を記入。それを持って丘へ向かいます。ちょうど日本の絵馬みたい!?。
緑の平原の中に続く道を辿ると前方に丘が見えて来ました。
近付いて見ればそこには無数の十字架が林立していました。
一説では14世紀頃に他国から侵略を受け続けていたリトアニア人が十字架やキリスト像を持ち寄ったのが始まりとか。
真ん中の階段を登って行くと・・・。
もはや新たな置き場所など無いくらいにたくさんの十字架が。
旧ソ連時代には3度にわたりブルドーザーでこの丘を撤去されたそうですが、リトアニア人はすぐに新しい十字架を立て続けたのだそうです。
現在ではユネスコの無形文化遺産に登録されています。
さてここまで来ればラトヴィアとの国境もそう遠くありません。
国境を越えてラトヴィアの首都リガを目指しますが、長くなって来たので続きはまた後日に~。
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