4月18日火曜日。曇り。朝は9℃、日中は18℃。花粉は「やや多い」。
今日のクリニックはとっても平穏でした。特に午後からは予約外で受診される方が少なくて、最近に無くゆったり診療出来ました。皆さんこんな日に来て頂ければ良いのですが、開院から22年も経つのに未だに混雑する日としない日の予測は困難です。
さてちょうど1か月前の3月18日には多くの鉄道会社でダイヤ改正が実施されました。2月に白川郷へ行った際に乗車したJR東海の特急「ひだ」も旧来のキハ85系が全面撤退して新しいHC85系に全て置き換えられているはず。ちょっとネタが古くなってしまいましたが、2月の白川郷行の際に新旧両者を乗り比べて来ましたのでその際のレポートを。
まず行きに乗車した特急「ひだ3号」は真新しいHC85系。
製造から30年以上が経過して老朽化したキハ85系の置き換え用として2022年7月1日に特急「ひだ」でデビューしたばかりで、まだピカピカです。
HC85系はJR東海では初めてのハイブリッド気動車。エンジンで発電した電力と蓄電池の電力とを組み合わせてモーターを回し走行します。「HC」は“Hybrid Car”の意味。ハイブリッド方式の鉄道車両としては国内初の最高速度120km/hの営業運転を実現しています。
電車なのか気動車なのか微妙な車両ですが、記号には気動車の「キ」ではなく電車と同じ「モ」が使用されています。
床下機器はとても電車「モ」とは思えない構造物が・・・。
車内の案内表示器には、その時の動作状況が表示されています。客用ドア開扉時にエンジンを停止するアイドリングストップ機構が搭載されています。
まるでプリウスみたい!?。
乗り心地は旧来のディーゼル特急とは比べ物にならないくらい快適でしたが、やはり多少のエンジンの騒音と振動は避けられないため、電車ほどの静粛性は期待出来ません。
編成はグリーン車の有無による2種類の4両編成と2両編成の組み合わせ。昨年12月からは富山行にも充当され、今年7月には特急「南紀」にも充当される予定。
高山駅では西側の側線に引退間近の先輩格キハ85系の姿が・・・。
さて2月12日の帰りに高山から名古屋まで乗車した特急「ひだ12号」は旧来からのキハ85系。
キハ85系は老朽化したキハ82系気動車の置き換えおよび所要時間短縮のために開発されて、1989年2月18日から特急「ひだ」で営業運転を開始した車両。
車両軽量化とメンテナンスフリーのため、車体はステンレス鋼を用いた軽量構体で、先頭車は実用的な貫通型とスタイリッシュな非貫通型の2種類。1989年のグッドデザイン賞を受賞しています。
当時としては珍しく小型で高出力のアメリカのカミンズ社製輸入ディーゼルエンジンが採用されました。
ハイブリッドのHC85系と違ってこちらは生粋のディーゼル特急ですので、エンジンの騒音と振動はそれなりに満喫出来ます。
私の中ではまだまだ「新車」でしたが、いつのまにかデビューから34年も経っていたとは・・・。
新旧交代も止むなしですね~。