5月17日水曜日。晴れ。朝は15℃、日中は28℃。昨日は急に気温が上昇して暑くなりましたが、今日はそれを上回る気温になりました。最高気温は28℃。もはや夏です~。
今日のクリニックはやはり朝から混雑気味でした。「お暑うございます~」なんて挨拶を取り交わしながらの診療はまるで真夏です。今日もこの気候のせいか体調の優れない方が多め。この時期にしてはカゼ症状の方も少なくありませんでした。
さて今日は5月5日の続きを。早朝にまず伊予大洲駅を表敬訪問したのちに大洲城へ。市民会館脇から坂道を上がって行くと、ほんの5分ほどで天守が見えて来ました。2日前に見た松山城と比べてしまうと、随分とこじんまりした感じですが、元は鎌倉時代末期の守護、宇都宮豊房によって築城された由緒あるお城です。
その後、戦国時代から江戸時代初期に活躍した築城三名人の一人、藤堂高虎によって大規模に修築されました。
明治維新後も奇跡的に長い間天守は守られて来ましたが、残念ながら老朽化には抗えず明治21年に惜しくも解体されてしまいました。
現在の天守は平成16年に再建されたもの。解体されたのが明治時代だったため、写真や模型など、復元に必要な資料が豊富に残っており、当時の姿を正確に復元することが出来たのだそうです。その辺りは観光目的に安易に造られた鉄筋コンクリート造りの天守とは一線を画すところ。
本丸の標高はさほど高くはありませんが、周囲に高い山やビルが無いので眺めは良好。眼下に肱川の流れが良く見えます。
反対側には伊予大洲藩の政治と経済の中心地として繁栄した城下町が見下ろせます。この時点でまだ朝6時半。天守の入場は9時からなので、残念ながら登楼は諦めて一旦宿に帰ることに。
本丸から下る途中で大洲各地で見かけるロケ地の表示をまたもや発見。この辺りでは「男はつらいよ 寅次郎と殿様」(1977年公開)のロケが行われたそうです・・・残念、見たことありません。
現在、江戸時代から残る台所櫓・南隅櫓など4棟の櫓は国の重要文化財、城跡一帯が県指定史跡に指定されているそうです。
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