10月20日金曜日。晴れ時々曇り。朝は17℃、日中は25℃。平年より気温は高めで日本海側に前線があるためか風が強めでした。
今日のクリニックは混雑気味でしたが、時間を要する方が少なくて待ち時間は少な目(・・・だったはず)。それでもインフルエンザワクチン接種の方と健康診断の方は多くて、最終的な受診者数はビックリするほどでした。
さて今日は9月の五島行きの続きを。
9月18日月曜日は福江島の最西端、大瀬崎で大雨に遭い、早々に撤退して展望台から海まで降りて来たら、いつの間にか雨は小降りになっていました。そこで井持浦教会に立ち寄ることに。
井持浦教会の建っている玉之浦一帯は、やはり大村藩からの移住キリシタンが潜伏したところですが、島の中心地から非常に遠隔で、尚且つ藩の財政を担う塩の生産にキリシタンが従事していたこともあって、五島に迫害の嵐が吹き荒れた明治初期、唯一迫害を逃れた地区だったそうです。
建物は新しい建物で、堅牢そうな造り。
元々は明治30年(1897年)に全五島の宣教と司牧を委ねられたフランス人宣教師ペルー師の指導によりレンガ造りの立派な教会が建設されましたが、台風で倒壊して1988年にコンクリート造の現建物になったそうです。
教会の裏手には、1899年に五島各地の海岸から信者の手によって集められた奇岩・奇石で築かれた「井持浦ルルド」と呼ばれる洞窟がありました。
「ルルド」はスペインにほど近いピレネー山脈の麓の秘境地の名前で、ここの霊水を飲むと不治の病が治ると言い伝えられていることから、世界中からその「奇跡」を求めやってくるカトリック最大の巡礼地なのだそうです。
「井持浦ルルド」はそれを模して造られた日本最古の「ルルド」で、やはりこの霊水を飲むと病が治ると言われ、日本全国の信者の聖地となっているそうです。
ここの水を汲んで持って帰るための水入れが100円で準備されていました。
そうこうしているうちに雨が止んで青空が見えて来ました。
先を急ぎますが、続きはまた後日に~。
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